クリエイター向けおすすめ転職エージェント12選。採用経験者がポートフォリオ重視で厳選

「クリエイティブ職に転職したいのに、総合型のエージェントではデザインの話が通じない」「せっかくの実績が、ポートフォリオの見せ方で正しく評価されない」。クリエイターの転職には、他職種とは違う特有の難しさがあります。求人の母数がそもそも少なく、選考では職務経歴書以上にポートフォリオが重視されるため、専門性のない担当に当たると本来の実力が伝わらないまま終わってしまうのです。

筆者は大手広告代理店でアカウントプランナーを務めたのち、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験し、現在はAI/Webマーケティング支援会社を経営しています。デザイナーやクリエイターと数多く仕事をし、採用責任者として彼らを「選ぶ側」も経験してきました。

その立場から断言できるのは、クリエイター転職の成否はスキルの高さそのものより、実績とポートフォリオが採用担当に正しく伝わるかどうかで決まるということです。

結論を先にお伝えします。失敗しないコツは、クリエイティブ特化型を1〜2社、IT/Web大手を1社、あわせて2〜3社に登録して併用することです。そのうえで、ポートフォリオの添削・作成サポートがあるサービスを軸にすると、書類通過率が大きく変わります。いずれも登録・利用は無料で、在職中でも情報収集だけの相談が可能です。まずは選択肢を広げるところから始めましょう。

目次

クリエイター向けおすすめ転職エージェント12選

まずは今回紹介する12社を一覧で比較します。自分の職種・分野と経験レベルに近いものから詳細をチェックしてください。

スクロールできます
サービス名タイプ得意な職種・分野対象層ポートフォリオ支援
HIGH-FIVEクリエイティブ特化型Web・デザイン・エンタメ経験者中心あり
マイナビクリエイタークリエイティブ特化型Web・ゲーム・クリエイティブ20〜30代あり(MATCHBOX)
レバテックキャリアIT・Web特化型Webデザイン・UIUX・エンジニア経験者中心あり
GeeklyIT・Web・ゲーム特化型Web・ゲーム・デザイン経験者中心あり
マスメディアン広告・クリエイティブ特化型広告・グラフィック・Web経験者中心あり
ReDesignerデザイナー特化型UI/UX・プロダクトデザイン経験者中心あり
G-JOBエージェントゲーム特化型ゲーム全職種未経験〜経験者あり
クリエイティブジョブクリエイティブ特化型映像・広告・Web・ゲーム経験者中心あり
ワークポート総合型(IT・Web・ゲーム強い)IT・Web・ゲーム・未経験未経験可あり
type転職エージェント総合型(Web制作強い)Web制作・デジタルマーケ経験者中心あり
ユウクリクリエイティブ特化型Web・グラフィック経験者・第二新卒あり
doda総合型クリエイティブ職全般未経験〜経験者あり

HIGH-FIVE(ハイファイブ)

項目内容
タイプデザイナー・クリエイター特化型
運営会社株式会社クリーク・アンド・リバー社
得意な職種・分野Webデザイン・UI/UX・ディレクター・エンタメ
対象層クリエイティブ実務経験者中心
ポートフォリオ支援あり(採用視点での添削・制作支援)
対応雇用形態正社員・派遣・請負
公式サイトhttps://high-five.careers/

HIGH-FIVEは、IT・Webのクリエイティブ領域で30年以上の実績を持つクリーク・アンド・リバー社が運営する、デザイナー・クリエイター専門の転職エージェントです。創業者自身が元クリエイターで、「クリエイターファースト」の文化が全社に根付いているのが特徴。担当エージェントもクリエイティブ業界に精通しており、求人票には載らない現場の雰囲気や生の情報まで教えてもらえます。

筆者が採用側の視点で高く評価したいのは、ポートフォリオの添削・制作支援に本気で取り組んでいる点です。採用担当が何を見ているかを熟知したうえで「選考を通過しやすいポートフォリオ」に仕上げてくれるので、実力が正しく伝わります。1人のエージェントが企業と求職者の双方を担当する両面型のため、マッチング精度が高く、支援した方の定着率は98%超という数字も公表されています。「量より質」の紹介方針なので、キャリアや年収を一段引き上げたい経験者に特に向いています。情報収集だけの利用も歓迎されているので、まず相談してみる価値があります。

マイナビクリエイター

項目内容
タイプWeb・クリエイティブ特化型
運営会社株式会社マイナビワークス
得意な職種・分野Webデザイン・ゲーム・ディレクター・クリエイティブ職
対象層20〜30代のクリエイティブ経験者中心
ポートフォリオ支援あり(作成ツール「MATCHBOX」)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://mynavi-creator.jp/

マイナビクリエイターは、Web・IT・ゲーム業界のクリエイティブ職に特化した転職エージェントです。大手マイナビグループが運営する安心感に加え、業界出身のキャリアアドバイザーが担当につくため、クリエイティブ職ならではのニュアンスを理解したサポートが受けられます。8,000件以上の公開・非公開求人を保有し、Webデザイナーやゲームプランナーなど幅広い職種をカバーしています。

このサービスの最大の武器が、無料のポートフォリオ作成ツール「MATCHBOX」です。ガイドに沿って入力するだけで見栄えのするポートフォリオを作成でき、さらに採用担当者の評価を上げる見せ方までアドバイスしてもらえます。クリエイター転職ではポートフォリオが合否を左右するため、この支援の手厚さは初めて転職するクリエイターにとって大きな安心材料になります。書類・面接対策も充実しているので、Web・ゲーム系で着実にキャリアアップを目指す20〜30代の経験者に向いた一社です。

レバテックキャリア

項目内容
タイプIT・Web特化型
運営会社レバテック株式会社(レバレジーズグループ)
得意な職種・分野Webデザイン・UI/UX・フロントエンド・エンジニア
対象層IT・Webの実務経験者中心
ポートフォリオ支援あり(応募書類の添削含む)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://career.levtech.jp/

レバテックキャリアは、IT・Web業界のエンジニア・クリエイターに特化した国内大手の転職エージェントです。取引実績は5,000社以上、年間の企業訪問は7,000回以上にのぼり、現場の技術やトレンドを深く理解したアドバイザーが在籍しています。約50種類のIT専門職に対応しているため、Webデザイナーやフロントエンドなど、Web系クリエイティブの求人を幅広く比較できます。

強みは、年収アップ実績の高さと、スキルを正しく評価する目利き力です。丁寧なヒアリングで自分でも気づいていない強みを引き出し、応募企業に合わせて職務経歴書を徹底的に添削してくれるため、書類通過率が上がります。短期間での内定実績も多く、スピーディーに転職を進めたい人にも向いています。クリエイティブ特化型で母数を確保しつつ、IT/Web大手として市場価値を測る一社として登録しておくと、選択肢と年収の両面で有利に働きます。スキルを活かして年収を上げたい経験者に特におすすめです。

Geekly(ギークリー)

項目内容
タイプIT・Web・ゲーム特化型
運営会社株式会社Geekly
得意な職種・分野Web・ゲーム・デザイン・ディレクター
対象層経験者中心(一都三県・関西)
ポートフォリオ支援あり(レジュメ作成代行あり)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://www.geekly.co.jp/

Geeklyは、IT・Web・ゲームの3領域に特化した転職エージェントで、累計の転職支援実績は2万件を超えています。この3領域に集中しているぶん、1社あたりの理解度や業界内のコネクションが濃く、特にWeb系の自社開発企業やゲーム業界の求人で高い存在感を発揮します。エンジニアだけでなくデザイナーやディレクターの求人も豊富で、高年収・高待遇の案件を多く扱っているのが特徴です。

このサービスの魅力は、専門チーム制と提案スピードです。エンジニア・クリエイター・ゲームといった分野別のチームがあり、専門知識を持ったアドバイザーが担当につきます。レジュメ作成代行サービスもあり、面談で申し込めば担当者がヒアリングしながら書類を作ってくれるため、忙しい在職中でも準備を進めやすいでしょう。年収アップ実績も高く、テンポよく短期集中で転職を決めたいクリエイターと相性が良いです。対応エリアが一都三県・関西中心である点だけ、事前に確認しておきましょう。

マスメディアン

項目内容
タイプ広告・マーケティング・クリエイティブ特化型
運営会社株式会社マスメディアン(宣伝会議グループ)
得意な職種・分野広告・グラフィック・Web・宣伝・クリエイティブ全般
対象層クリエイティブ経験者中心
ポートフォリオ支援あり(採用視点の書類アドバイス)
対応雇用形態正社員・派遣・業務委託
公式サイトhttps://www.massmedian.co.jp/

マスメディアンは、「宣伝会議」「ブレーン」などの専門誌を発行する宣伝会議グループが運営する、マーケティング・クリエイティブ職特化の転職エージェントです。累計6万人超の転職支援実績を持ち、電通・博報堂といった大手広告代理店や、大手ブランドのインハウスデザイナーなど、一般的なエージェントでは出会いにくいポジションへのルートを持っているのが最大の強みです。

筆者が代理店にいた頃の実感としても、広告・クリエイティブ領域の求人の深さでマスメディアンに並ぶエージェントはほとんどありません。企業が選考で注目するポイントや、過去にどんな人が採用されたかといった業界特有の情報をもとに、的確なアドバイスをもらえます。グラフィックからWeb、広告制作、宣伝・プロモーションまで対応領域が広く、デザインスキルをマーケティング視点と掛け合わせてキャリアを広げたい人にも向いています。広告・クリエイティブ業界で腰を据えてキャリアを築きたい経験者は、登録して損のない一社です。

ReDesigner(リデザイナー)

項目内容
タイプデザイナー特化型
運営会社株式会社グッドパッチ(Goodpatch)
得意な職種・分野UI/UX・プロダクトデザイン・Webデザイン
対象層デザイナー経験者中心
ポートフォリオ支援あり(デザイン理解の深いキャリアデザイナー)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://redesigner.jp/

ReDesignerは、デザイン会社のグッドパッチが運営する、デザイナー特化のキャリアプラットフォームです。最大の特徴は、運営元が実際にデザインの仕事をしている会社である点。そのため、デザインの専門用語を一から説明する必要がなく、デザイナーのスキルや志向を深く理解した「キャリアデザイナー」が伴走してくれます。UI/UXやプロダクトデザインなど、デザインを経営の中核に据える企業の求人に強みがあります。

このサービスが優れているのは、求人票の質です。組織図、デザインへの取り組み方、評価方法、チームの実態など、デザイナーが本当に知りたい情報が独自の視点で網羅されているため、「本当にデザインを大切にしている企業」を見極めやすくなっています。スカウト機能とエージェントサポートの両方を使えるので、自分のペースで転職活動を進めたい人にも合います。デザインの価値を正しく評価してくれる環境で働きたい、UI/UX・プロダクト志向のデザイナーにとって、心強い選択肢です。

G-JOBエージェント

項目内容
タイプゲーム業界特化型
運営会社株式会社リンクトブレイン
得意な職種・分野ゲーム全職種(プランナー・デザイナー・エンジニア等)
対象層ゲーム業界経験者中心(一部未経験可)
ポートフォリオ支援あり(見せ方の助言含む)
対応雇用形態正社員・契約社員・派遣・業務委託
公式サイトhttps://game-matching.jp/

G-JOBエージェントは、ゲーム業界に完全特化した転職エージェントです。運営元のリンクトブレインがゲーム開発事業も手がけているため、業界とのコネクションが非常に強く、非公開求人を含めて3,400件以上という業界最大級の求人を保有しています。プランナー、デザイナー、エンジニアといったクリエイター職から企画職まで幅広くカバーし、キャリア17年の経験を持つコンサルタントなど、業界を熟知した担当が支援してくれます。

このサービスの強みは、ゲーム業界に絞り込んだからこその情報の深さです。応募書類の添削やポートフォリオの見せ方、面接準備まで一貫して支援してくれ、職種や時期によっては最短数日で内定に至るケースもあります。正社員から派遣、業務委託まで多様な雇用形態を扱っているため、「まず派遣で経験を積みたい」「将来はフリーランスを目指したい」といったキャリア段階に応じた選び方ができるのも魅力です。ゲーム業界でキャリアを築きたい経験者は、軸として登録しておきたい一社。未経験から目指す場合は、ポートフォリオを準備したうえで総合型と併用すると選択肢が広がります。

クリエイティブジョブ(CREATIVE JOB)

項目内容
タイプクリエイティブ特化型
運営会社株式会社クリーク・アンド・リバー社
得意な職種・分野映像・ゲーム・Web・広告・出版など幅広い分野
対象層クリエイティブ経験者中心
ポートフォリオ支援あり(書類・ポートフォリオ添削)
対応雇用形態正社員・派遣・請負・社内スタジオ
公式サイトhttps://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/

クリエイティブジョブは、クリエイター・エージェンシーのパイオニアであるクリーク・アンド・リバー社が運営する、クリエイター専門の求人・転職サービスです。前述のHIGH-FIVEと同じC&R社グループのサービスで、映像、ゲーム・アミューズメント、Web・モバイル、広告・出版など、クリエイティブ領域を幅広く網羅しているのが特徴。クリエイティブ特化のなかではトップクラスの求人数を保有しており、たくさんの案件を比較検討できます。

このサービスの魅力は、対応分野の広さと雇用形態の柔軟さです。北海道・東北・近畿・九州といった地方の求人も保有しているため、首都圏以外で転職を考えている人にも対応しやすくなっています。正社員だけでなく、派遣・請負・社内スタジオなど多彩な働き方を提案してもらえるので、ライフステージに合わせたキャリア選択が可能です。C&R社が自社で大規模なクリエイティブスタジオを運営しているぶん制作現場への理解も深く、求人票に載らない現場の情報も得られます。分野や働き方を幅広く比較しながら、自分に合う求人を探したいクリエイターに向いています。

ワークポート

項目内容
タイプ総合型(IT・Web・ゲームに強い)
運営会社株式会社ワークポート
得意な職種・分野IT・Web・ゲーム・クリエイティブ職全般
対象層未経験可(20代の未経験求人が豊富)
ポートフォリオ支援あり(書類添削に定評)
対応雇用形態正社員・契約社員中心
公式サイトhttps://www.workport.co.jp/

ワークポートは、IT・Web・ゲーム業界の転職支援に強い総合型転職エージェントです。運営実績20年以上、転職相談実績は67万人という豊富な実績を持ち、全国に拠点があるため対面でも相談しやすいのが特徴。求人数が業界トップクラスで、未経験OKの求人も数多く保有しているため、これからクリエイティブ職に挑戦したい人にとって心強い存在です。

このサービスが向いているのは、未経験や経験の浅い層から幅広く求人を見たい人です。「転職コンシェルジュ」と呼ばれる業界知識を持つ担当がつき、スキルの棚卸しから書類添削まで丁寧にサポートしてくれます。業界に精通したコンサルタントによる添削で書類選考の通過率が高いという評判もあり、レスポンスの早さとスピード感のある転職を強みにしています。特化型では実務未経験だと紹介を断られるケースもあるため、未経験からクリエイティブ職を目指すなら、母数と未経験求人を確保できるワークポートを併用先に入れておくと安心です。

type転職エージェント

項目内容
タイプ総合型(Web制作・ITに強い)
運営会社株式会社キャリアデザインセンター
得意な職種・分野Web制作・デジタルマーケ・ITエンジニア
対象層経験者中心(一都三県に強い)
ポートフォリオ支援あり(応募書類の添削・面接対策)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/

type転職エージェントは、転職サイト「type」を運営するキャリアデザインセンターによる転職エージェントです。IT・Web業界の支援に長年の実績を持ち、Web制作やデジタルマーケティング分野の求人に定評があります。公開・非公開あわせて35,000件以上の求人から、一人ひとりの志向や適性に合った提案を受けられるのが特徴です。

このサービスの強みは、「手厚さ」を掲げるサポートの質の高さです。キャリアアドバイザーが「やりたいこと」だけでなく「なぜそれをやりたいのか」という本質まで掘り下げてカウンセリングしてくれるため、キャリアの方向性を整理しながら転職活動を進められます。入社後のフォローアップにも力を入れており、早期離職を防ぐ姿勢が徹底されているのも安心材料です。一都三県の転職支援に特に強いので、首都圏でWeb制作・デジタルマーケ系のキャリアを築きたいクリエイターに向いています。丁寧なカウンセリングを受けながら納得して意思決定したい人におすすめです。

ユウクリ

項目内容
タイプデザイナー・クリエイター特化型
運営会社株式会社ユウクリ(クラウドワークスグループ)
得意な職種・分野Webデザイン・グラフィックデザイン
対象層即戦力・第二新卒のデザイナー・クリエイター
ポートフォリオ支援あり(専任アドバイザーによる支援)
対応雇用形態正社員・派遣・業務委託(フリーランス)
公式サイトhttps://www.y-create.co.jp/

ユウクリは、1984年設立の老舗デザイナー・クリエイター専門エージェンシーです。登録者数は3.7万人にのぼり、延べ5,000社からデザイン系求人の相談を受けてきた独自のネットワークを持っています。近年はクラウドワークスのグループ会社となり、クリエイターの多様なキャリア支援をさらに強化しています。

このサービスの特徴は、「派遣」「転職」「フリーランス」という3つの働き方を横断的に提案してくれる点です。正社員だけでなく、派遣や業務委託まで対応しているため、ライフステージや志向に合わせて柔軟に働き方を選べます。デザイナー・クリエイターのキャリアに詳しいベテランの専任アドバイザーが一人ひとりを担当し、キャリアプランを親身にサポート。登録者向けのセミナーやワークショップも開催しており、転職を機にスキルアップを目指したい人にも向いています。即戦力として活躍したいデザイナーや、第二新卒でクリエイティブのキャリアを固めたい人にとって、長年の実績に裏打ちされた頼れる選択肢です。

doda

項目内容
タイプ総合型(転職サイト+エージェント一体型)
運営会社パーソルキャリア株式会社
得意な職種・分野Webデザイン・UI/UX・クリエイティブ職全般
対象層未経験〜経験者(全年代)
ポートフォリオ支援あり(応募書類の添削)
対応雇用形態正社員中心
公式サイトhttps://doda.jp/

dodaは、業界最大級の求人数を誇る総合型サービスです。クリエイター特化型ではありませんが、クリエイティブ職の求人も数千件規模で保有しており、Webデザイナー、UI/UXデザイナー、プロダクトデザイナーなど幅広い職種をカバーしています。自分で求人を探せる転職サイトと、担当者がつくエージェントサービスが一体になっているため、活動スタイルを柔軟に選べるのが特徴です。

このサービスの価値は、圧倒的な母数によって「クリエイティブ特化型では出会えなかった求人」を補完できる点にあります。特化型は専門性が高い一方で求人の絶対数が限られるため、総合型で選択肢の幅を確保しておくと、比較検討の精度が上がります。詳細な条件で求人を絞り込める検索機能や、適職診断・年収査定などのキャリア分析コンテンツも充実しており、自分の市場価値を客観的に把握するのにも役立ちます。クリエイティブ特化型を軸にしつつ、母数を確保する総合型として1社登録しておくと、選択肢を取りこぼしにくくなります。

クリエイター向け転職エージェントの選び方

紹介してきましたが、「自分はどこに登録すべきか」で迷う方は多いはずです。クリエイター転職で失敗しないための選び方を、採用する側の視点も交えて5つの軸で整理します。

ポートフォリオの添削・作成サポートがあるかで選ぶ

クリエイター転職で最も重視したいのが、ポートフォリオ支援の有無です。クリエイティブ職の選考では、職務経歴書以上にポートフォリオが評価を左右します。採用担当として見ていても、スキルが同等なら「実績が伝わる見せ方ができているか」で通過が分かれるのが実情です。だからこそ、採用視点で添削してくれるサービスや、作成ツールを備えたサービスを選ぶ価値があります。マイナビクリエイターの「MATCHBOX」のように、作成から見せ方まで支援してくれるサービスは、初めての転職でも心強いでしょう。

自分の職種・分野の求人実績で選ぶ

クリエイティブ職はWebデザイン、UI/UX、ゲーム、映像、広告・グラフィックなど職種が細かく分かれており、エージェントごとに得意分野が違います。自分が目指す分野の求人と実績が豊富なサービスを選ぶことが重要です。たとえばUI/UX・プロダクトならReDesigner、ゲームならG-JOBエージェント、広告・グラフィックならマスメディアンといった具合に、狙う領域と得意分野が噛み合っているかを確認しましょう。登録前に、希望職種の求人が実際に掲載されているかを見ておくと安心です。

クリエイティブ特化型と総合型を併用して求人の母数と専門性を両取りする

クリエイター転職では、特化型と総合型を組み合わせるのが基本戦略です。特化型は専門性の高い求人と業界を理解したアドバイザーが強みですが、求人の絶対数が限られます。一方、総合型は母数が大きく、自分の市場価値を把握するのに向いています。専門性だけを追うと選択肢が狭まり、母数だけを追うと専門外の担当に当たりがちです。両方を持っておくことで、専門性の高い提案と幅広い選択肢を同時に確保できます。目安は特化型を1〜2社、総合型を1社の計2〜3社です。

アドバイザーがクリエイティブ業務を理解しているかで選ぶ

意外と差がつくのが、担当アドバイザーの業務理解度です。クリエイティブの知識が乏しい担当だと、ポートフォリオや実績の価値が採用企業に正しく伝わらず、本来評価されるはずの実力が埋もれてしまいます。採用側の立場で見ても、制作の背景まで説明できる担当から届く推薦は説得力がまるで違います。ReDesignerのように運営元がデザイン会社だったり、HIGH-FIVEのように担当自身がクリエイター出身だったりと、業務理解の深いサービスを1社は入れておくと、書類や面接の精度が上がります。

希望する雇用形態に対応しているかで選ぶ

クリエイターは働き方の選択肢が広い職種です。正社員だけでなく、派遣や業務委託、フリーランスといった働き方を視野に入れるなら、その雇用形態に対応したサービスを選びましょう。ユウクリやクリエイティブジョブのように、正社員・派遣・フリーランスを横断的に提案してくれるエージェントなら、ライフステージや志向の変化に合わせて柔軟にキャリアを選べます。「まず派遣で経験を積む」「将来は独立を見据える」といったプランがある人は、対応雇用形態を事前に確認しておくとミスマッチを防げます。

【経験別】クリエイター転職を成功させるコツ

同じクリエイター志望でも、経験者か未経験かで取るべき戦略はまったく異なります。それぞれのポイントを押さえておきましょう。

経験者が年収・キャリアを上げる場合の進め方

経験者にとって最大の武器は、実績とポートフォリオです。採用側として見て通したくなるのは、「制作物を並べただけ」ではなく、担当範囲・課題・工夫・成果が言語化されたポートフォリオです。デザインなら「なぜこのUIにしたのか」、映像なら「どんな狙いで構成したのか」といった意図まで語れると、思考力の高さが伝わり評価が跳ね上がります。担当した案件を課題→打ち手→結果の流れで整理し直すだけで、書類通過率は目に見えて変わります。そのうえで特化型と大手を併用し、市場価値を測りながら年収交渉に臨むのが王道です。交渉はアドバイザーに任せられるので、遠慮せず希望を伝えましょう。

未経験・実務経験が浅い場合の進め方

未経験の場合、まず意識したいのは「実務未経験だと特化型では紹介を断られることがある」という現実です。そのため、未経験OK求人を扱う総合型(ワークポート、dodaなど)を軸にしつつ、独学やスクールで基礎スキルを身につけ、自主制作でポートフォリオを用意することが重要になります。クリエイティブ職はスキルを客観的に証明できるかどうかが問われるため、たとえ実務経験がなくても、質の高い制作物があれば評価される余地は十分あります。ポートフォリオ作成サポートが手厚いサービスを選び、見せ方から相談するとよいでしょう。まずは複数登録して、未経験可の求人がどの程度あるかを確認するところから始めてください。

クリエイター向け転職エージェントに関するよくある質問

最後に、クリエイター転職でよく寄せられる疑問にお答えします。

クリエイティブ職は未経験でも転職できる?

可能ですが、経験者に比べて選択肢が限られるのは事実です。クリエイティブ職はスキルと実績が重視されるため、未経験の場合は未経験OK求人を扱う総合型エージェントを軸にするのが現実的です。独学やスクールで基礎を学び、自主制作でポートフォリオを用意しておくと、通過率を高められます。まずは複数のサービスに登録し、未経験可の求人がどの程度あるかを確認するところから始めましょう。

ポートフォリオは必ず必要?

クリエイティブ職の選考では、ポートフォリオはほぼ必須と考えてください。デザイナーやWebクリエイター、ゲームクリエイターなどの職種では、ポートフォリオと職務経歴で合否が決まると言っても過言ではありません。実績を「見せる」形に落とし込めているかで評価が大きく変わるため、作成・添削サポートのあるエージェントを活用し、採用担当に伝わる見せ方を磨いておくことをおすすめします。

何社に登録するのがおすすめ?

2〜3社の併用がおすすめです。1社だけだと出会える求人が担当の裁量に左右されやすく、選択肢も狭まります。特化型で専門性の高い求人を押さえつつ、総合型で母数を確保する形で組み合わせると、バランスよく活動できます。担当者との相性もあるため、複数のアドバイザーと話して自分に合う人を見極めるという意味でも、複数登録には価値があります。登録・利用はいずれも無料です。

転職サイトと転職エージェントはどちらがいい?

目的によりますが、迷うなら併用が最適です。転職サイトは自分のペースで求人を探せる自己完結型、エージェントは求人紹介からポートフォリオ・書類添削、面接対策、年収交渉までを任せられる伴走型です。クリエイティブ職のようにポートフォリオが重視され、求人数も限られる職種では、専門的な視点で支援してくれるエージェントの活用価値が高くなります。一方で自分でも幅広く求人を見たい人は、dodaのようにサイトとエージェントが一体になったサービスを使うと効率的です。

まとめ|まずは2〜3社に登録してポートフォリオを磨こう

クリエイター転職は、スキルの高さそのものより、実績とポートフォリオが採用担当に正しく伝わるかどうかで成否が決まります。だからこそ、専門性の高い求人とクリエイティブを理解したアドバイザーを持つ特化型を1〜2社、母数を確保できる総合型を1社、あわせて2〜3社を併用することが成功への近道です。そのうえで、ポートフォリオ添削のあるサービスを軸にしましょう。

タイプ別に、最初の登録先をまとめておきます。

Web・デザイン全般で専門性の高い支援を受けたいなら、HIGH-FIVEやマイナビクリエイターが有力です。UI/UX・プロダクト志望ならReDesigner、広告・グラフィックならマスメディアン、ゲームならG-JOBエージェント、IT/Web寄りで年収アップを狙うならレバテックキャリアやGeeklyが候補になります。映像や幅広い分野を比較したいならクリエイティブジョブ、派遣やフリーランスも視野に入れるならユウクリ、未経験から挑戦するならワークポートやdodaで母数を確保しましょう。首都圏でWeb制作系を丁寧に相談したいならtype転職エージェントも選択肢です。

採用する側も経験してきた立場から言えるのは、動き出しの早い人ほど良い求人に出会えるということです。クリエイティブ職の好条件求人は数が限られ、募集が公になる前に決まることも珍しくありません。登録は無料で、在職中でも情報収集だけの相談が可能です。まずは気になった2〜3社に登録し、ポートフォリオを磨きながら自分の市場価値と選択肢を確かめるところから始めてみてください。

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この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。AI/Webマーケティング支援を得意としている。会社員(大手とスタートアップ)/フリーランス/経営者/採用責任者すべて経験しておりキャリア情報も発信。

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