リクナビNEXTで気になる求人に応募したのに、書類選考でなかなか通過できない――そんな状況が続くと「自分の経歴に問題があるのでは」と不安になりますよね。
ですが、結論からお伝えすると、レジュメで落ちるのには明確な原因があり、その多くは書き方を見直すだけで改善できます。リクナビNEXTのレジュメは入力項目に沿って整理すれば誰でも作成できる仕組みになっており、ポイントを押さえれば通過率は着実に上げられます。
私自身、大手広告代理店やスタートアップで採用に関わり、採用責任者として数多くのレジュメに目を通してきました。その経験から言えるのは、「落とされるレジュメ」と「会ってみたくなるレジュメ」には、はっきりとした違いがあるということです。
この記事では、リクナビNEXTのレジュメ選考の仕組みから、落ちてしまう5つの原因、そして通過率を上げる具体的な書き方までを解説します。今のレジュメを一段引き上げるヒントとして役立ててください。
リクナビNEXTのレジュメ選考の仕組み
まずは、リクナビNEXTのレジュメがどのように選考で扱われるのかを正しく理解しておきましょう。仕組みがわかれば、自分のレジュメのどこを改善すべきかが見えてきます。
レジュメは書類選考の最重要項目

リクナビNEXTでは、登録時に入力する「レジュメ」が、そのまま書類選考の判断材料になります。職務経歴・自己PR・活かせる経験やスキルなど、レジュメに記載した内容を見て、採用担当者が次の選考に進めるかどうかを判断します。
つまり、レジュメは履歴書と職務経歴書を兼ねた、いわば「あなたの第一印象」です。採用担当者は1日に何十件ものレジュメに目を通すため、最初の数十秒で「会ってみたい」と思わせられるかどうかが、通過の分かれ目になります。
「とりあえず登録だけ」と簡単に済ませたレジュメのままでは、内容が伝わらず通過しにくくなります。逆に言えば、ここを丁寧に作り込むだけで、ほかの応募者と差をつけられるということです。
通過率は約50%が一つの目安
書類選考の通過率は、一般的に5割前後が目安とされています。応募者の2人に1人は通過していない計算になりますが、これは決して特別に厳しい数字ではありません。
採用担当者は「求める人物像に合うか」「自社で活躍できそうか」という視点で見ています。スキルや経歴そのものよりも、伝え方の不足で実力が正しく届いていないケースが少なくありません。
裏を返せば、内容の見せ方を工夫するだけで、半数の壁を越えられる可能性は十分にあるということです。
落ちても改善すれば通過できる
レジュメで落ちたとしても、それはあなたの市場価値が低いという意味ではありません。多くの場合、原因は「経歴の伝え方」にあり、改善が利く部分です。
実際、採用側の立場で見ていると、同じ経歴でも書き方ひとつで印象が大きく変わります。一度落ちた経験は、むしろ自分のレジュメを見直す絶好のきっかけです。原因を一つずつ潰していけば、通過率は着実に上がっていきます。
次の章では、その「落ちる原因」を具体的に5つに分けて見ていきましょう。
リクナビNEXTのレジュメで落ちる5つの原因
レジュメで落ちてしまう背景には、共通するパターンがあります。ここでは採用担当者が「見送り」と判断しやすい代表的な5つの原因を紹介します。自分のレジュメに当てはまるものがないか、チェックしながら読み進めてください。
職務経歴に具体性が足りない
最も多い原因が、職務経歴の内容が抽象的で、何をしてきた人なのかが伝わらないケースです。
たとえば「営業を担当」「事務全般を経験」といった書き方では、担当範囲も成果もわかりません。採用担当者は「どんな業務を」「どの規模で」「どんな成果を出したのか」を知りたいと考えています。具体的な数字や役割が抜け落ちていると、実力があっても評価のしようがないのです。
求める人物像とずれている
企業はそれぞれ「こんな人に来てほしい」という人物像を持っています。レジュメの内容がその人物像と噛み合っていないと、経歴が立派でも見送られてしまいます。
求人票には、必須条件や歓迎条件、求める人物像のヒントが必ず書かれています。そこを読み込まずに、誰に対しても同じ内容のレジュメを送っていると、「自社向けではない」と判断されがちです。応募先ごとにアピールの軸を寄せることが大切です。
自己PRが抽象的で弱い
「コミュニケーション能力が高い」「責任感があります」といった自己PRは、それ自体は悪くありませんが、多くの応募者が同じことを書いています。根拠となるエピソードがないと、印象に残りません。
採用担当者が見たいのは、強みそのものよりも「その強みをどう発揮し、どんな成果につなげたか」です。具体的な場面とセットで語られていない自己PRは、説得力を欠いてしまいます。
履歴書の自己PR欄に何を書けばいいか分からないという方は、リクナビNEXTが無料で提供している「グッドポイント診断」を活用してみましょう。

誤字脱字や体裁の乱れがある
内容が良くても、誤字脱字が多かったり、文章が読みづらかったりすると、それだけで評価を下げてしまいます。
採用担当者は、レジュメの丁寧さから「仕事の進め方」を推し量ります。変換ミスや表記のばらつき、改行のない長文などは、「詰めが甘い人」という印象につながりかねません。提出前の見直しを習慣にするだけで、防げる失点です。
レジュメが未完成・情報不足

意外と多いのが、レジュメの項目が埋まりきっていないケースです。職務経歴が一部空欄だったり、活かせるスキル欄が未入力だったりすると、採用担当者は判断材料が足りず、次に進めにくくなります。
リクナビNEXTのレジュメは、入力できる項目をできるだけ埋めることで完成度が上がります。空欄が多いと「転職への本気度が低い」と受け取られることもあるため、まずは全項目をしっかり埋めることを意識しましょう。
レジュメの通過率を上げる書き方のコツ
落ちる原因がわかったところで、次は通過率を上げるための具体的な書き方を見ていきましょう。どれも特別な経歴がなくても実践できるテクニックです。今のレジュメに取り入れるだけで、伝わり方が大きく変わります。
STAR法で経歴を具体化する
職務経歴を具体的に書くなら、「STAR法」というフレームワークが便利です。
これは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の順で経験を整理する手法です。
たとえば「顧客対応に追われていた時期に(状況)、満足度向上を目標に掲げ(課題)、対応マニュアルを作成してチームで共有し(行動)、満足度を改善できた(結果)」というように並べると、業務の流れと成果が一本の筋として伝わります。
採用担当者の立場から見ると、この4要素がそろっているレジュメは「再現性のある人」に映ります。同じ強みを別の場所でも発揮できそうだと判断できるため、評価が上がりやすいのです。
成果を数字で示して伝える
実績は、できる限り数字に置き換えて書きましょう。「売上に貢献した」よりも「前年比120%の売上を達成した」のほうが、成果の大きさが一目で伝わります。
数字は、業種や職種を問わず説得力を持つ共通言語です。売上や件数だけでなく、「対応時間を3割短縮」「離職率を改善」など、効率や質の向上も立派な成果になります。
直接的な数字がない職種でも、「担当した案件数」「マネジメントした人数」「対応した顧客数」など、規模感を示せる数字は必ずあります。探して盛り込むことで、レジュメの解像度がぐっと上がります。
求人のキーワードを盛り込む
応募先の求人票には、その企業が求めるスキルや経験を表すキーワードが散りばめられています。レジュメには、そのキーワードと重なる自分の経験を意識的に盛り込みましょう。
採用担当者は、求人票の要件とレジュメを照らし合わせて選考します。求められている言葉と同じ表現が使われていると、「条件に合う人材だ」と直感的に判断しやすくなります。
ただし、持っていないスキルを書くのは逆効果です。あくまで自分の経験の中から、求人の要件に近いものを選んで前面に出す、という意識が大切です。
リクナビNEXTの「レジュメ」機能を活用する

「具体的に書くのが苦手」「うまく言語化できない」という方は、リクナビNEXTの「レジュメ」機能を使うのがおすすめです。これは、リクルートの求職活動支援サービス共通で使える職務経歴書(レジュメ)のAI自動作成機能で、入力した内容はリクルートIDに紐づいてWeb上で保存・管理できます。
このレジュメ機能には、書き方に悩む人を助けてくれる仕組みが備わっています。経験した職種を選ぶと、関連する業界・部署・業務経験・役職などがキーワード候補として表示されるため、当てはまるものを選ぶだけで応募書類の骨組みが整います。表示されるキーワードを眺めるだけでも、自分のスキルや経験を言語化するヒントになります。

項目別に見るレジュメの書き方
ここからは、リクナビNEXTのレジュメの主要項目ごとに、押さえておきたい書き方のポイントを解説します。項目の役割を理解すれば、それぞれで何をアピールすべきかが明確になります。
職務経歴欄の書き方
職務経歴欄は、レジュメの中でも最も重視される項目です。在籍した会社・部署・期間に加えて、担当した業務と成果を具体的に記載しましょう。
書く順番は、直近の経歴から遡る形が読みやすくおすすめです。それぞれの職歴では、「どんな役割で」「何を任され」「どんな結果を出したか」をセットで書くと、経験の厚みが伝わります。
複数の職歴がある場合は、応募先で活かせる経験を厚めに、関連の薄い経歴は簡潔に、とメリハリをつけると効果的です。すべてを同じ濃さで書くより、伝えたい強みが際立ちます。
リクナビNEXTのレジュメ機能を使うと、「職務要約」はAIによる自動作成も可能です。

AI自動生成機能を使えば、入力した職歴やスキル情報をもとに、伝わりやすい職務要約の文案を自動で作成してくれます。もちろん、生成された文章はそのまま使うだけでなく、自分の言葉で加筆・修正することも可能です。
自己PR欄の書き方
自己PR欄では、自分の強みと、それを裏づける具体的なエピソードをセットで書くことが基本です。強みを述べたら、必ず「それをどんな場面で、どう発揮したか」を添えましょう。
さらに一歩進めるなら、その強みが応募先でどう役立つかまで結びつけられると理想的です。「この強みを活かして、御社のこういう場面で貢献できる」という視点があると、採用担当者は入社後の活躍をイメージしやすくなります。
抽象的な言葉を並べるのではなく、一つの強みを掘り下げて語るほうが、はるかに印象に残ります。
活かせる経験・スキルの書き方
活かせる経験・スキル欄は、職務経歴を補強する重要なパートです。保有資格や使用できるツール、語学力などは、正式名称で具体的に記載しましょう。
ここでも、求人票で求められているスキルとの重なりを意識すると効果的です。たとえば「Excel」とだけ書くより、「Excelでの関数・ピボットテーブルを用いたデータ集計」のように、何ができるかまで書くと実務レベルが伝わります。
勉強中の資格や取得予定のスキルも、前向きな姿勢として記載して問題ありません。空欄のまま放置せず、アピールできる材料はもれなく盛り込みましょう。
落ちても前向きに転職を進める方法
レジュメで落ちることがあっても、それは転職活動の通過点にすぎません。リクナビNEXTには、書類選考以外にもチャンスを広げる仕組みが用意されています。落ちた経験を次に活かしながら、前向きに進めていきましょう。
スカウト機能を活用する

リクナビNEXTには、登録したレジュメを見た企業から直接オファーが届く「スカウト機能」があります。自分から応募して落ちてしまう場合でも、企業側から声がかかるルートを持っておけば、出会いの幅は大きく広がります。
スカウトを受け取りやすくするコツは、やはりレジュメを充実させておくことです。企業はレジュメの内容を見てオファーを送るため、職務経歴やスキル欄をしっかり埋めておくほど、声がかかる可能性が高まります。応募で得た改善点を、そのままスカウト対策にも活かせます。
レジュメを定期的に見直す
一度作ったレジュメは、作りっぱなしにせず定期的に見直すことをおすすめします。応募して落ちたタイミングは、内容を客観的に振り返る良い機会です。
「この経歴は具体性が足りなかったかもしれない」「自己PRが応募先とずれていたかも」と気づいた点を一つずつ反映していけば、レジュメは応募のたびに磨かれていきます。改善を重ねたレジュメは、スカウトの精度向上にもつながります。
複数の求人に応募の幅を広げる
一社に絞り込みすぎず、複数の求人に応募することも大切です。同じ経歴でも、企業によって評価のポイントは異なるため、幅広く応募することで通過のチャンスが増えます。
ある企業で見送られた経験が、別の企業ではぴったり噛み合うことも珍しくありません。落ちた事実に引きずられず、自分の強みを求めてくれる企業を探す姿勢が、結果的に納得のいく転職につながります。
リクナビNEXTのレジュメに関するQ&A
最後に、リクナビNEXTのレジュメについてよく寄せられる疑問にお答えします。
何度も落ちる時はどうすべき?
何度も落ちる場合は、レジュメの内容を根本から見直すサインと捉えましょう。特に、職務経歴の具体性と、応募先ごとのアピールの寄せ方を重点的にチェックするのがおすすめです。
自分一人で改善点が見つけにくいときは、転職エージェントや知人など、第三者にレジュメを見てもらうのも有効です。客観的な視点が入ることで、自分では気づけなかった弱点が見えてきます。
レジュメは使い回してもいい?
基本のプロフィールや職務経歴は使い回して問題ありませんが、自己PRや志望度に関わる部分は、応募先に合わせて調整するのが理想です。
すべての企業に同じ内容を送るより、求人票の要件に合わせてアピールの軸を寄せたほうが、通過率は確実に上がります。土台は共通化しつつ、要所だけ応募先に最適化する、という使い方が効率的です。
落ちた企業に再応募はできる?
一度落ちた企業への再応募は、一定期間を空ければ可能なケースが多いです。ただし、前回と同じレジュメのまま再応募しても、結果が変わる可能性は低いでしょう。
再応募する際は、経験やスキルが増えたタイミングを選び、レジュメを更新したうえで臨むのが効果的です。前回の反省を反映できていれば、再チャレンジは十分に意味を持ちます。
まとめ:レジュメを磨けば通過率は上げられる
リクナビNEXTのレジュメで落ちる原因は、職務経歴の具体性不足、求める人物像とのずれ、自己PRの弱さ、誤字脱字や体裁の乱れ、そして情報不足の5つに大きく分けられます。いずれも、書き方を見直すことで改善できるものばかりです。
通過率を上げる鍵は、STAR法で経歴を具体化し、成果を数字で示し、求人のキーワードを意識して盛り込むこと。そのうえで、職務経歴・自己PR・スキルの各欄を丁寧に作り込めば、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるレジュメに近づきます。
採用に携わってきた経験から断言できるのは、レジュメは磨けば磨くほど伝わる力が増すということです。一度落ちたとしても、それは改善のチャンス。スカウト機能も活用しながら、自分の強みを正しく届けられるレジュメへと育てていきましょう。
