株式会社イールドマーケティングの木本です。今までマーケティング支援会社で採用やマネジメントをしてきました。
この記事では、私の経験から、Webマーケティングに向いてる人の特徴と今後のキャリアプランについて、具体的な例とともに紹介します。
Webマーケティングとその仕事内容とは
Webマーケティングとは、WebサイトやWebサービスに顧客を集めて、商品やサービスの販売を促進させるためのマーケティング活動です。定義や仕事内容について、詳しく解説します。
Webマーケティングの定義
Webマーケティングとは、Webを対象としたマーケティング活動の総称です。
目的は、WebサイトやWebサービスにより多くの消費者を集客し、サイト上に掲載された商品やサービスの販売やブランディングを促進することです。オンラインマーケティングやインターネットマーケティングとも呼ばれますが、Webに偏っているためほとんど同義のように扱われることが多いです。
Webマーケティングには、様々な手法や施策がありますが、その中でも代表的なものは、SEO(検索エンジン最適化)、SEM(検索エンジンマーケティング)、SNSマーケティング、メールマーケティング、コンテンツマーケティングなどです。
Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングの仕事内容は、Web上での集客や販売促進のための様々な活動を行うことです。仕事には、以下のようなステップがあります。
(集客)ホームページに人を集める
SEO対策、検索連動型広告、ディスプレイ広告、SNS広告などの手法を用いて、WebサイトやWebサービスに興味のあるユーザーを誘導する。
(分析)ホームページを改善する
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどの分析ツールを使って、Webサイトのアクセス数や購入数、顧客のニーズや広告効果などのデータを収集・分析する。
データに基づいて、Webサイトのデザインやコンテンツ、ナビゲーションなどを改善する。
(CRM)リピーター獲得施策を行う
メルマガや公式LINE、SNSなどの手法を用いて、Webサイトの利用者とコミュニケーションをとり、リピート購入やブランドロイヤルティを高める。
仕事は、マーケティング会社や担当クライアントによって異なりますが、基本的にはクライアントの要望をくみ取りながら、施策の計画から分析・検証までを行います。
Webマーケティングに向いてる人の特徴7選
Webマーケティングには、さまざまなスキルや資質が求められます。Webマーケティングに向いてる人の特徴として、以下のようなものが挙げられます。
論理的思考ができる人
Webマーケティングには、物事を論理的に考える能力が必要です。論理的思考とは、事実や根拠に基づいて、筋道立てて推論や判断を行うことです。論理的思考ができる人は、以下のような特徴を持っています。
- 何事に対しても疑問を持ち、根拠や理由を求める
- 自分の考えや意見を他者に分かりやすく説明できる
- 感情に左右されずに、客観的に物事を捉えることができる
- 複雑な問題を分解して、原因や仮説を導き出すことができる
- データや数字を使って、論理的に分析や検証を行うことができる
Webマーケティングでは、ユーザーのニーズや行動を分析し、最適な施策やコンテンツを提供することが求められます。そのためには、論理的思考ができる人でなければなりません。論理的思考は、本や講座などで学ぶこともできますが、日常生活で意識的に練習することも重要です。物事を深く考え、論理的に話すことを心がけましょう。
PDCAを回すことができる人
Webマーケティングには、PDCAを回すことができる人が向いています。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Act(改善)の4つのプロセスを繰り返すことで、業務効率を高めるための管理手法です。PDCAを回すことができる人は、以下のような特徴を持っています。
- 外部環境の変化を分析しつつ、実現可能な目標や計画を作成できる
- 目標との乖離がないか、定期的にデータや数字を使って検証できる
- 検証結果に基づいて、問題点や改善点を見つけ出し、具体的なアクションプランを立てられる
- アクションプランを素早く実行し、効果測定やフィードバックを行える
- PDCAサイクルを高速で回すことによって、自分やチームの成果を最大化できる
ユーザーのニーズや行動が常に変化しています。そのためには、PDCAを回すことができる人でなければ、市場の動向に対応できません。PDCAを回すことは、本や講座などで学ぶこともできますが、実践的に練習することも重要です。目標設定や検証、改善などのスキルを身につけましょう。
人の行動心理に興味が持てる、気遣いができる人
Webマーケティングには、人の行動心理に興味が持てる、気遣いができる人が向いています。人の行動心理に興味が持てる人は、ユーザーのニーズや動機、感情などを理解し、それに応じたコンテンツやサービスを提供できます。気遣いができる人は、周りの人に思いやりを持ち、信頼関係を築くことができます。人の行動心理に興味が持てる、気遣いができる人は、以下のような特徴を持っています。
- ユーザーの視点に立って、問題解決や価値提供を考えられる
- データや数字だけでなく、ユーザーの声やフィードバックを重視できる
- 相手の立場や状況を考えて、適切な言葉や態度で対応できる
- 相手の気持ちや感情に寄り添い、共感や励ましを示せる
- 自分の意見や考えを押し付けず、相手の意見や考えを尊重できる
Webマーケティングでは、人とのコミュニケーションが欠かせません。ユーザーだけでなく、クライアントやチームメンバーとも円滑にやりとりすることが求められます。人の行動心理に興味が持てる、気遣いができる人は、現場で活躍できるでしょう。
データ分析など数字が好きな人
Webマーケティングには、データ分析など数字が好きな人が向いています。データ分析が好きな人は、WebサイトやSNSなどの様々なデータを収集し、分析ツールや統計の知識を使って、ユーザーの行動や傾向を把握できます。数字が好きな人は、分析結果を目に見える形で残し、効果測定や改善策の提案に活用できます。データ分析など数字が好きな人は、以下のような特徴を持っています。
- 数学や統計が得意で、計算やロジックに強い
- データを眺めたり、扱ったりすることが苦にならない
- 分析結果が問題解決に役に立つかどうか予測できる
- 分析結果を分かりやすく可視化や報告できる
- 試行錯誤することに抵抗がなく、忍耐力がある
データ分析は欠かせないスキルです。データ分析など数字が好きな人は、現場で重宝されるでしょう。
自分で考えて主体的に行動できる人
Webマーケティングに向いている人の特徴の一つは、自分で考えて主体的に行動できる人です。
常に変化する市場や消費者のニーズに対応する必要があります。そのため、決められたルールやマニュアルに頼るだけではなく、自分で分析や調査を行い、効果的な施策を考えて実行できる能力が求められます。
また、多くの部署や外部のパートナーと連携することが多いです。そのため、コミュニケーションや協調性だけではなく、自分の意見や提案を積極的に発信できる姿勢も重要です。自分で考えて主体的に行動できる人は、Webマーケティングの分野で活躍できる可能性が高いです。
地道なことにも粘り強く取り組める人
Webマーケティングに向いている人の特徴のひとつとして、地道なことにも粘り強く取り組める人が挙げられます。
一朝一夕に成果が出るものではありません。SEOやSNSなどの手法を用いても、効果が現れるまでには時間がかかります。また、Webの世界は常に変化しているので、最新のトレンドやツールに対応する必要があります。そのため、地道な作業や継続的な学習が欠かせません。地道なことにも粘り強く取り組める人は、成果を最大化することができます。
コミュニケーション力・調整力がある人
Webマーケティングに向いている人の特徴のもうひとつとして、コミュニケーション力・調整力がある人が挙げられます。プロジェクトは、単独で行うものではなく、チームで行うものです。
プロジェクトには、デザイナーやエンジニア、ライターなど、様々な専門分野の人が関わります。そのため、チームメンバーやクライアントと円滑にコミュニケーションをとり、調整を行う能力が必要です。コミュニケーション力・調整力がある人は、プロセスをスムーズに進めることができます。
Webマーケティングに向いていない人の特徴5選
Webマーケティングに向いている人の特徴について、前の章でご紹介しました。では、逆に、Webマーケティングに向いていない人の特徴はどのようなものでしょうか?Webマーケティングには、特定のスキルや性格が求められます。
マニュアルに頼りがちな人
向いていない人の特徴のひとつとして、マニュアルに頼りがちな人が挙げられます。
Webマーケティングは、決まったやり方や答えがあるものではありません。Webの世界は常に変化しているので、マニュアル通りにやっても、効果が出ないこともあります。また、クライアントやユーザーのニーズに応じて、柔軟に対応する必要があります。
そのため、マニュアルに頼らずに、自分で考えて行動できる能力が必要です。マニュアルに頼りがちな人は、成果を出すことができません。
変化に対応できない人
Webマーケティングに向いていない人の特徴のもうひとつとして、変化に対応できない人が挙げられます。
Webマーケティングは、変化の激しい分野です。Webの技術やトレンドは日々進化しているので、常に最新の知識やスキルが求められます。また、クライアントやユーザーのニーズに応じて、戦略や手法を変える必要があります。
そのため、変化に対応できる能力が必要です。変化に対応できない人は、成果を出すことができません。
人の意見に流されやすい人
向いていない人の特徴のさらにひとつとして、人の意見に流されやすい人が挙げられます。Webマーケティングは、データや分析に基づいて行うものです。自分の意見や感覚ではなく、客観的な数字や事実に従う能力が必要です。
また、自分の意見や提案を論理的に説明できる能力も必要です。そのため、人の意見に流されずに、自分で判断できる能力が必要です。人の意見に流されやすい人は、成果を出すことができません。
数字に弱い人
向いていない人の特徴のさらにひとつとして、数字に弱い人が挙げられます。Webマーケティングは、数字に基づいて行うものです。WebサイトやSNSのアクセス数やコンバージョン率など、様々な数字を把握し、分析し、改善する能力が必要です。
また、数字を用いて、自分の成果や効果を評価し、報告する能力も必要です。そのため、数字に強く、数字に興味を持つ能力が必要です。数字に弱い人は、成果を出すことができません。
協調性がない人
Webマーケティングに向いていない人の特徴の最後として、協調性がない人が挙げられます。Webマーケティングは、単独で行うものではなく、チームで行うものです。プロジェクトには、デザイナーやエンジニア、ライターなど、様々な専門分野の人が関わります。
そのため、チームメンバーやクライアントと協力して、目標に向かって働く能力が必要です。協調性がない人は、成果を出すことができません。
Webマーケティングのキャリアプランや学習方法を紹介
Webマーケティングに向いている人の特徴や、向いていない人の特徴について、前の章でご紹介しました。では、Webマーケティングに興味がある人は、どのようにしてキャリアを築いていくべきでしょうか?
Webマーケティングは、幅広い分野や業界で活躍できるスキルです。しかし、簡単に身につくものではありません。効果的な学習方法やキャリアプランが必要です。
Webマーケティングのキャリアプランとは?
Webマーケティングのキャリアプランとは、Webマーケティングのスキルや経験を活かして、将来的にどのような仕事や役割を目指すかという計画のことです。キャリアプランは、人によって様々です。広告やマーケティング、コンテンツやメディア、ECやサービスなど、様々な分野や業界で活躍できるスキルです。
そのため、キャリアプランは、自分の興味や目標に合わせて、自由に選ぶことができます。例えば、キャリアプランとして、以下のようなものがあります。
- Webマーケティングのスペシャリストとして、自分の得意な分野や業界で、高度なスキルや知識を活かして、専門的な仕事をする。
- マネージャーやディレクターとして、チームやプロジェクトを統括し、戦略や予算、成果などを管理する。
- Webマーケティングのコンサルタントやフリーランサーとして、自分のスキルや経験を活かして、様々なクライアントや案件に対応する。
- 起業家として、自分のアイデアやサービスをWebで実現し、ビジネスを展開する。
キャリアプランは、自分のやりたいことやなりたいものに合わせて、柔軟に変えることができます。
Webマーケティングの学習方法とは?
Webマーケティングの学習方法は、人によって様々です。Webマーケティングは、幅広い分野や業界で活躍できるスキルですが、同時に、高度なスキルや知識が求められる分野でもあります。そのため、学習方法は、自分の目標やレベルに合わせて、効果的に選ぶことが必要です。例えば、学習方法として、以下のようなものがあります。
- Webマーケティングの書籍やオンラインコースを利用して、基礎や理論を学ぶ。
- Webマーケティングのブログやポッドキャストを読んだり聞いたりして、の最新のトレンドや事例を学ぶ。
- セミナーやワークショップに参加して、専門家や仲間と交流し、知識や経験を共有する。
- Webマーケティングの実践や実験を行って、効果や改善点を測定し、フィードバックを得る。
学習方法は、自分の興味や目標に合わせて、多様に活用することができます。学習方法を選ぶことは、キャリアや成果にとって、とても重要です。
まとめ
今までの私の経験から、Webマーケティングに向いている人について書いてみました。
Webマーケティングに向いている人は、Webマーケティングのスキルや知識を身につけて、成果を出すことができます。Webマーケティングに興味がある人は、ぜひ、挑戦してみてください。