デジハクAI研修の口コミ/評判は?料金・全10回の内容と注意点を解説

「社員に生成AI研修を受けさせたいが、集団研修で本当に業務が変わるのか」

人事や経営企画のご担当者から、こうした相談を受ける機会が増えました。AIツールの導入自体は済んでいる。ガイドラインも整備した。それでも現場では「ChatGPTに議事録を要約させる」あたりで止まっていて、業務プロセスそのものは何も変わっていない、というケースです。

その解決策として検討されるサービスのひとつが、デジハクAI研修です。ただ、社名で検索すると個人向けのオンラインスクール「デジハク」の口コミが大量に出てくるため、法人研修としての実態がつかみにくいという声もよく聞きます。

そこでこの記事では、デジハクAI研修の法人向けプログラムに絞って、以下を整理しました。

  • サービスの全体像と個人向けスクールとの違い
  • 評価されているポイントと、導入前に確認すべき注意点
  • 全10回のカリキュラム内容
  • 受講料と助成金活用後の実質負担額
  • 向いている企業と、他社を検討すべきケース

私自身、大手広告代理店とスタートアップの両方で組織側にいた経験があり、現在は経営者として採用と育成の意思決定をしています。「1名あたり数十万円の研修投資をどう正当化するか」という発注側のリアルな判断軸も含めてお伝えします。

目次

デジハクAI研修とは?法人向けマンツーマン研修の概要

デジハクAI研修は、UNIT BASE株式会社が提供する法人向けの生成AI研修プログラムです。掲げているコンセプトは「AIを業務に実装する力」を身につけること。ツールの操作方法を教えるのではなく、受講者が自社の業務課題を特定し、AIで解決策を組み立てて運用に乗せるところまでを目的としています。

集団研修や動画教材が抱える「学んだけれど現場で使われない」という問題に対して、完全マンツーマン体制で応えるのが最大の特徴です。

全10回×1時間の完全1on1形式

研修スタイルは、受講者1名に対して専属講師1名がつく完全1on1です。

項目内容
研修スタイルマンツーマン研修(同時双方向型)
研修回数1時間 × 全10回
受講期間180日間で自由に設定可能
対象者非エンジニア(業界・部署は不問)

ポイントは2つあります。

ひとつは、1回1時間という設計です。半日や1日を丸ごと拘束する集合研修と違い、通常業務と並行しやすい。現場から「研修で人が抜ける」という反発が出にくい形式です。

もうひとつは、180日間で自由にスケジュールを組める点。繁忙期を避けて日程を寄せる、あるいは月2回のペースで5か月かける、といった調整ができます。事前に全10回の日程を確定させてから始める流れなので、「忙しくて受けないまま期限切れ」という自己学習型で頻発する事故を構造的に防いでいます。

同時双方向型という点も見逃せません。これは後述する人材開発支援助成金の要件に関わる部分で、オンラインであっても講師と受講者が双方向でやり取りする形式であることが、助成対象となる訓練の条件に含まれます。

累計4,000名・満足度94.6%の実績

公式サイトでは、累計受講者数4,000名、サポート満足度94.6%という数字が公開されています。

この数字の読み方には注意が必要です。UNIT BASE株式会社は個人向けオンラインスクール「デジハク」も運営しており、累計受講者数はそのスクール事業を含む実績と考えるのが自然です。法人研修プログラム単体での受講企業数や受講者数は、公式サイト上では明示されていません。

とはいえ、これをマイナスとだけ捉えるのは早計です。4,000名規模の受講者に対してマンツーマン指導を回してきた運営ノウハウがあること自体は、法人研修の品質担保において実質的な意味を持ちます。講師のアサイン、進捗管理、脱落防止といったオペレーションは、教育事業の経験値がそのまま効いてくる領域だからです。

導入検討時には「法人研修としての累計導入社数・受講者数」を個別に確認することをおすすめします。

NIKKEI・NTTデータなど大手企業の導入実績

公式サイトには、以下の企業・団体のロゴが導入実績として掲載されています。

  • NIKKEI(日本経済新聞社)
  • RECRUIT
  • PRESIDENT Inc.
  • NTT DATA
  • tv asahi
  • 沖縄県
  • 横浜国立大学

メディア、人材、SIer、自治体、大学と、業種が分散しているのが特徴的です。特定業界向けにチューニングされたプログラムではなく、業務文脈に合わせて中身を変える設計であることの傍証と読めます。

発注側の視点で言えば、この顔ぶれは稟議を通すうえで一定の材料になります。特に自治体と大学が含まれている点は、調達要件が厳しい組織の審査を通過した実績として評価できるでしょう。

個人向けスクール「デジハク」との違い

ここが最も混同されやすいポイントです。同じUNIT BASE株式会社が運営していますが、両者は完全に別のサービスです。

比較項目デジハクAI研修(法人向け)デジハク生成AI(個人向け)
対象企業・団体個人
目的自社業務へのAI実装・業務改革副業・フリーランス・キャリアチェンジ
形式全10回のマンツーマン研修動画教材+専属講師サポート
料金1名あたり440,000円(税込)
※助成金を活用した際の実質負担額13万円(税込)
298,000円(税込)
活用できる制度人材開発支援助成金教育訓練給付制度の対象外
申込窓口法人問い合わせ・資料請求無料説明会

※〈受講料総額〉440,000円(税込) ー〈経費助成〉300,000円 ー〈賃金助成〉10,000円 = 〈実質負担額〉130,000円(税込)

デジハクAI研修が評価される4つの理由

ここからは、デジハクAI研修が法人研修としてどこを評価されているのかを整理します。公式が打ち出している強みと、私が発注側として「これは効く」と判断したポイントを合わせて解説します。

採用率3%の専属講師が最後まで伴走

講師陣は採用率3%という基準を通過したメンバーで構成されており、AIエンジニアとAIコンサルタントが在籍しています。

法人研修において講師の質は決定的です。理由はシンプルで、集団研修なら「カリキュラム通りに進める」だけでも形になりますが、マンツーマンは受講者の業務文脈にその場で対応する必要があるからです。営業職の受講者から「見積書作成に月20時間かかっている」と聞いた瞬間に、それをAIでどう処理するか設計できるかどうか。ここに講師の実力差が出ます。

エンジニアとコンサルタントの両方が在籍している点も実務的です。業務課題の整理と優先順位づけはコンサルタント的なスキル、実際のシステム構築はエンジニア的なスキルが要求されるため、受講者の目的に応じたアサインが期待できます。

一方で、講師の指名や事前面談が可能かどうかは公式サイトに記載がありません。研修の成否が講師との相性に大きく依存する形式である以上、ここは個別相談で確認しておきたい項目です。

疑問をその場で解消できる1on1体制

動画教材型の研修における最大の脱落要因は、「分からない箇所で止まり、そのまま放置される」ことです。質問フォームがあっても、回答が翌日以降になれば思考は途切れます。

マンツーマンでは、その場で質問し、講師が画面を見ながら実演して解決できます。受講者のペースに合わせて、詰まったところはじっくり、理解が早い部分は駆け足で進める調整も可能です。

これは人事側にとって「研修の完走率」という数字に直結します。eラーニング型の全社研修を導入したことがある方なら、修了率が想定を大きく下回った経験があるはずです。1名あたりの単価は高くとも、実際に完走して業務が変わる人数で割り戻すと評価が逆転する、というのはよくある話です。

プロンプト習得で終わらない実装演習

デジハクAI研修が明確に差別化しているのが、この点です。

多くの生成AI研修は、プロンプトの書き方、ハルシネーション対策、社内利用ルールといった「リテラシー教育」で完結します。それも必要な投資ではありますが、業務プロセスそのものは変わりません。

デジハクAI研修は、AIと対話しながらシステムを構築する演習を含みます。プログラミング未経験の非エンジニアが、自然言語の指示でAIシステムを組み上げるところまでを扱う設計です。要件定義、開発環境の構築、コア機能の実装、エラーハンドリング、UIの追加、テスト稼働と効果検証まで、実際の開発プロセスを模擬案件でひと通り経験します。

「AIを使えるようになる」と「AIで業務を作り変えられるようになる」の間には大きな段差があります。後者に踏み込んでいるプログラムは、法人研修市場ではまだ多くありません。

提携社労士が助成金申請をサポート

人材開発支援助成金は、経費と賃金の両方が助成対象になる制度です。ただし申請実務が煩雑で、要件も細かい。人事部門が通常業務と並行して対応するには負担が大きく、これが導入のボトルネックになるケースは珍しくありません。

デジハクAI研修では、提携する社労士法人を紹介し、計画届の提出を含む申請手続きをサポートする体制を用意しています。問い合わせ段階で助成金の活用可否を事前判定してもらえるため、「申請できると思っていたら要件を満たしていなかった」という手戻りを防げます。

私自身、助成金を使った研修導入を検討したことがありますが、最大の障壁は制度の複雑さではなく「誰が申請を担当するか」でした。人事担当者が1人か2人しかいない中小企業では、この論点だけで話が止まります。申請サポートが標準で組み込まれているのは、実務上かなり大きな意味を持ちます。

デジハクAI研修の気になる評判と導入前の注意点

ここまで強みを整理しましたが、法人研修の選定で本当に必要なのは「どこが弱いか」の把握です。稟議で必ず突っ込まれる論点でもあるため、事前に潰しておきましょう。

1名あたり44万円と単価は高め(助成金利用可)

受講料は1名あたり440,000円(税込)です。法人向け生成AI研修の相場と比べると、明確に高単価帯に位置します。

参考までに、法人向けAI研修の一般的な価格帯を整理すると次のようになります。

提供形態費用目安(1社あたり)特徴
eラーニング型1名あたり数千円〜3万円程度大人数展開に向く/完走率が課題
集合研修(半日〜1日)30万円〜80万円程度一度に多人数へリテラシーを配れる
マンツーマン伴走型1名あたり30万円〜単価は高いが業務適用まで踏み込める

デジハクAI研修は3つ目のカテゴリに入ります。つまり「高い」のではなく「別カテゴリの商品」と捉えるのが正確です。集合研修1回分の予算で1名しか受講できないのは事実なので、比較検討する際は同じ伴走型のサービスと並べる必要があります。

とはいえ、10名受講させれば440万円。決して軽い投資ではありません。後述する助成金を前提に組み立てられるかどうかが、現実的な導入可否を分けます。

全社一斉の大人数研修には向かない

マンツーマン形式である以上、講師のリソースが受講者数に比例して必要になります。「全社員300名にAIリテラシーを配りたい」という目的には、構造的に合いません。

想定される使い方は次のいずれかです。

  • 各部門から改善意欲の高い社員を複数名選抜する
  • DX推進部門のメンバーを先行して育成する
  • 業務改善のインパクトが大きい部署に集中投下する

つまり「全社展開のための種火をつくる研修」として設計するのが妥当です。実際、プログラムの最終回に「成果の可視化と、社内普及・自走への計画策定」が組み込まれているのは、受講者を社内の伝道役にする前提だからでしょう。

逆に言えば、全社員のリテラシー底上げが目的なら、安価なeラーニングを併用する二層構造を検討したほうが費用対効果は高くなります。

助成金は支給が確約されるものではない

公式サイトでも明記されている通り、人材開発支援助成金の申請には要件の充足と労働関連法の遵守が必要であり、支給が確約されるものではありません。

見落とされがちなのが、次のような点です。

  • 訓練開始日から起算して所定の期日までに計画届を提出する必要がある
  • 就業規則や労働条件通知書など、労務関連書類の整備状況が審査される
  • 訓練実施後の支給申請にも期限がある
  • 年度によって助成率・上限額・要件が改正される

特に労務書類の不備は、中小企業でつまずきやすい箇所です。「研修は良いものだったが助成金は下りなかった」となれば、1名あたり44万円がそのまま自社負担になります。

対策としては、問い合わせ段階での事前判定を必ず受けること。そして社内の労務状況に不安がある場合は、申請可否の見立てが立ってから契約に進む順序を守ることです。

個人向けスクールの口コミと混同しやすい

サービス名で検索した際に、個人向けオンラインスクール「デジハク」の口コミが大量にヒットします。「副業で収益化できた」「案件マッチングサービスがない」といった評価は、法人研修とは無関係です。

反面、法人研修プログラムそのものについては、第三者の口コミサイトにほとんど投稿がありません。これは法人研修サービス全般に共通する事情で、企業の研修担当者がレビューサイトに投稿する文化がないためです。

したがって、判断材料は以下の3つに絞られます。

  1. 公式に公開されているプログラム仕様(回数・時間・カリキュラム)
  2. 導入企業の顔ぶれ
  3. 個別相談で得られる情報

3つ目の比重が大きくなるため、相談前に確認事項をリスト化しておくことをおすすめします。具体的には、法人としての導入社数、自社と同業種・同規模の事例、講師のアサイン基準、研修後のフォロー範囲、社労士報酬の扱い、といったあたりです。

全10回の研修プログラム内容を3ステップで解説

デジハクAI研修のカリキュラムは、大きく3つのステップで構成されています。中身を具体的に把握しておくと、自社のどの職種に当てはめるべきかが見えてきます。

STEP1|AI基礎習得と対象業務の棚卸し

最初の2回で扱うのは、AI開発の基礎知識と標準演習、そして実務展開に向けた対象業務の棚卸しと選定です。

ここで重要なのは2回目の「業務の棚卸し」です。多くのAI研修は基礎知識の説明に時間を割きますが、成果を左右するのは「どの業務を対象にするか」の選定精度だからです。

たとえば同じ営業部門でも、対象を「提案書の初稿作成」に置くのか「商談議事録からのネクストアクション抽出」に置くのかで、得られるインパクトはまったく違います。担当業務を可視化し、頻度と所要時間、そして自動化の難易度から優先順位を設計する。この工程を講師と一緒にやれるのがマンツーマンの価値です。

発注側の準備としては、受講者に「自分の業務の棚卸し表」を事前に作らせておくと、初回からの立ち上がりが速くなります。

STEP2|模擬案件でのAIシステム開発演習

3回目から8回目までの6回が、このプログラムの中核です。模擬案件を題材に、AIシステムの開発プロセスを一通り経験します。

内容
3AIシステムの要件定義と目標数値の設計
4開発環境の構築とタスク細分化・設計
5コア機能の実装演習
6周辺機能の追加と連携テスト
7AIを用いたエラーハンドリングとデバッグ
8ユーザーインターフェース(UI/UX)の追加

注目すべきは3回目の「目標数値の設計」です。研修の入口で成果指標を定めるため、終了時に「何時間削減できたか」を測れる構造になっています。研修の効果測定に悩む人事部門にとって、これは実務的に助かる設計です。

そして5回目以降は、プログラミング未経験者が自然言語での指示によってシステムを組み上げていく流れになります。AIとの対話でコードを生成し、動くものを作る。エラーが出たらAIに原因を分析させて修正する。この一連の体験があるかないかで、受講後の行動はまったく変わります。

「AIツールの使い方を学ぶ研修」と「AIで動くものを作る研修」の差は、ここに現れます。

STEP3|本番稼働と社内展開・自走の設計

最後の2回で、テスト稼働と効果検証・改善サイクルの設計、そして成果の可視化と社内普及・自走への計画策定を行います。

研修の終わり方として、この設計は理にかなっています。理由は、研修投資が失敗する最大のパターンが「受講者本人だけが詳しくなって終わる」ことだからです。1名44万円をかけた社員のスキルが本人の中に閉じてしまえば、投資対効果は最悪になります。

10回目に社内普及の計画策定が入っているということは、受講者を「AIが使える人」ではなく「社内でAI活用を広げる人」として仕上げる前提だと読み取れます。

発注側としては、この10回目のアウトプットを社内報告会の材料として使うのが有効です。研修効果の可視化と、次年度の追加投資の判断材料が同時に手に入ります。

集団研修・動画教材との違いを比較

3つの提供形態を並べると、それぞれの適性がはっきりします。

比較項目デジハクAI研修集団研修動画教材
指導スタイル1対1の専属マンツーマン一律カリキュラムで集団受講講師なしの完全自学
学習ペース理解度に合わせて柔軟に調整固定スケジュールで進行自分の好きなタイミング
疑問への対応その場でリアルタイム対応質問時間が限定的一方通行で持ち越し
実務への適用模擬案件で実装演習知識のインプット中心視聴のみで行動変容に至りにくい
助成金活用支援社労士が申請をサポートサービスにより一部対応多くは対象外

どれが優れているという話ではなく、目的が違います。全社リテラシーの底上げなら集団研修や動画教材、業務改革の推進役を育てるならマンツーマン。予算配分を考えるなら、この2層を組み合わせるのが現実的な解になります。

デジハクAI研修の料金と助成金後の実質負担額

導入判断で最も重要な費用の話を整理します。

受講料は1名あたり44万円(税込)

デジハクAI研修の受講料は、1名あたり440,000円(税込)です。全10回・計10時間の研修に対する金額なので、時間単価に直すと44,000円になります。

数字だけ見れば高く感じますが、内訳を分解すると見え方が変わります。専属講師が事前に業務課題を把握し、個別に演習内容を設計し、10回分の1on1を実施する。集団研修のように1回の準備で20名分の売上が立つモデルではないため、単価が高くなるのは構造上の必然です。

判断のポイントは、削減できる工数と比較することです。受講者が自身の業務から月10時間を削減できるようになった場合、人件費単価3,000円で計算すると年間36万円分。2年目以降も効果が続き、さらに周囲へ横展開できれば、回収は十分に見込める水準になります。

人材開発支援助成金の助成率と上限額

人材開発支援助成金は、社員のスキルアップを目的とした職業訓練を実施する企業に対し、訓練費用と訓練中の賃金の一部を国が支援する制度です。

中小企業は経費助成75%・上限30万円

中小企業の場合、以下の水準が適用されます。

  • 経費助成:75%(上限30万円)
  • 賃金助成:1人1時間あたり1,000円
  • 年間限度額:1億円

大企業は経費助成60%・上限20万円

大企業の場合は次の通りです。

  • 経費助成:60%(上限20万円)
  • 賃金助成:1人1時間あたり500円
  • 年間限度額:1億円

中小企業と大企業で助成率に差があるため、自社がどちらに該当するかは業種ごとの資本金・従業員数の基準で確認が必要です。

※助成率・上限額・要件は年度ごとに改正される可能性があります。申請前に必ず厚生労働省の最新の支給要領をご確認ください。

助成金活用で13万円になる計算の内訳

公式サイトで示されている、中小企業が人材開発支援助成金を活用した場合の試算は次の通りです。

項目金額
受講料総額440,000円(税込)
経費助成△300,000円
賃金助成△10,000円
実質負担額130,000円(税込)

経費助成は本来75%で330,000円ですが、上限が30万円のため300,000円で頭打ちになります。賃金助成は1時間1,000円×10時間で10,000円です。

結果として、実質負担は1名あたり130,000円。31万円の圧縮になります。この水準であれば、集合研修や質の高いeラーニングと比較しても十分に検討対象となる価格帯です。

10名で導入した場合は、総額440万円が実質130万円。稟議の通しやすさがまったく変わってきます。

計画届の提出が必要な点に注意

助成金活用で最も多い失敗が、計画届の提出漏れです。

人材開発支援助成金は、訓練を実施してから「そういえば助成金が使えるらしい」と申請しても間に合いません。訓練開始前に、所定の期日までに計画届を労働局へ提出しておく必要があります。この一点を逃すと、どれだけ要件を満たしていても対象外になります。

デジハクAI研修の場合、申込みから受講開始までの流れに計画届の提出が組み込まれています。

  1. 問い合わせ(業務課題のヒアリング・助成金活用可否の事前判定)
  2. 申し込み・契約(必要に応じて社労士法人を紹介)
  3. 研修スケジュールの確定(全10回の日程を受講者と相談のうえ決定)
  4. 計画届の提出(社労士法人が労働局へ提出)
  5. 研修開始

社労士が提出を担当するため、人事担当者の実務負担は抑えられます。ただし、逆算すると問い合わせから研修開始まで一定のリードタイムが必要になるということでもあります。「来月から始めたい」という急な立ち上げには向きません。

年度予算で動かす場合は、期首の2〜3か月前から検討を始めておくと余裕を持って進められます。

デジハクAI研修が向いている企業・向かない企業

ここまでの内容を踏まえ、導入判断の基準を整理します。研修サービスに絶対的な優劣はなく、自社の課題と設計思想が噛み合うかどうかがすべてです。

導入効果が出やすい企業と職種

デジハクAI研修と相性が良いのは、次の条件に当てはまる企業です。

AI活用が「使ってみた」段階で止まっている企業

ツールは導入済み、社内ガイドラインも整備済み。それでも業務プロセスが変わっていない。この状態は、リテラシー研修をもう一度やっても解消しません。実装まで踏み込む研修が必要な典型的なケースです。

選抜型の育成を回せる企業

全社一斉ではなく、部門ごとに推進役を立てる方針が取れる企業。研修後に社内展開を任せられる人材が1名でもいれば、投資回収の道筋が描けます。

人材開発支援助成金の要件を満たせる企業

特に中小企業は経費助成75%が適用されるため、実質負担が大きく下がります。就業規則や労働条件通知書などの労務書類が整備されていれば、申請のハードルは高くありません。

定型業務や情報整理の比重が大きい職種を抱える企業

公式サイトでも、営業、マーケティング、バックオフィス、人事、CSといった職種が向いていると案内されています。共通するのは、繰り返し発生する作業と、形式が決まった文書の生成が多いこと。AIによる自動化のインパクトが数字で見えやすい領域です。

私の経験でも、最初の1名は「業務量が多くて困っている人」ではなく「業務改善に関心があり、社内で発言力がある人」を選ぶほうが成果が出ます。前者は目の前の業務に追われて研修に集中できず、後者は学んだことを周囲に広げてくれるからです。

他社サービスを検討すべきケース

一方、次のような目的であれば別のサービスが適しています。

全社員のリテラシー底上げが目的の場合

マンツーマン形式は人数に比例してコストが増えます。数百名規模へ一律に配るなら、eラーニングや集合研修のほうが費用対効果は明確に高くなります。

予算が1名あたり10万円未満の場合

助成金を活用しても実質13万円程度が想定されるため、それより低い予算枠では検討が難しくなります。この価格帯なら動画教材型のサービスが選択肢です。

エンジニア部門の高度化が目的の場合

本プログラムの対象者は非エンジニアと明記されています。機械学習モデルの開発やMLOpsの内製化といった技術寄りのテーマであれば、エンジニア向けの専門研修を選ぶべきです。

短期間で立ち上げたい場合

助成金の計画届提出を含む流れがあるため、問い合わせから研修開始まで一定の期間を要します。今月中に実施したいといったスケジュールには適しません。

カスタマイズの自由度を最優先する場合

全10回のプログラム構成は明確に定義されています。自社独自のシステムやガイドラインに完全に合わせ込んだオーダーメイド研修を求める場合は、その前提で対応可能かを個別に確認する必要があります。

問い合わせから研修開始までの5ステップ

導入を検討する場合の流れを、実務目線で補足しながら整理します。

1. 問い合わせ・個別相談

業務課題のヒアリングと、助成金活用可否の事前判定が行われます。所要時間は60分程度。オンライン相談または資料ダウンロードから入る形です。

この場で確認しておきたい項目を挙げておきます。

  • 法人研修としての導入社数と累計受講者数
  • 自社と同業種・同規模での導入事例
  • 講師のアサイン基準と、事前面談・変更の可否
  • 研修終了後のフォロー範囲(相談窓口の有無、期間)
  • 社労士への報酬体系と、契約前の想定総額
  • 受講者が欠席した場合の振替対応と助成金への影響

2. 申し込み・契約

契約締結後、必要に応じて社労士法人が紹介されます。助成金を活用する場合は、この段階で労務書類の整備状況を確認しておきましょう。

3. 研修スケジュールの確定

全10回の日程を受講者と相談のうえ確定します。180日間で自由に設定できるため、繁忙期を避けた組み方が可能です。ここで日程を固めておくことが、完走率を担保する仕組みになっています。

4. 計画届の提出

社労士法人が労働局へ提出します。訓練開始前の提出が必須要件のため、このステップを飛ばすことはできません。

5. 研修開始

全10回のマンツーマン研修がスタートします。

発注側として押さえておきたいのは、1と3の間に想定以上の時間がかかる可能性があることです。受講者本人のスケジュール調整、社内の承認プロセス、労務書類の整備が並行して走るため、余裕を持った計画をおすすめします。

まとめ:デジハクAI研修の評判を踏まえ自社に合うか見極めよう

デジハクAI研修について、要点を整理します。

サービスの特徴

  • UNIT BASE株式会社が提供する法人向けの生成AI研修プログラム
  • 全10回×1時間の完全マンツーマン形式、180日間で日程を自由設定
  • 対象は非エンジニア、業界・部署は不問
  • NIKKEI、RECRUIT、NTT DATA、沖縄県、横浜国立大学などの導入実績

評価されているポイント

  • 採用率3%の専属講師による1on1の伴走体制
  • プロンプト習得で終わらず、AIシステムの実装演習まで踏み込む設計
  • 研修の入口で目標数値を設計し、効果測定が可能な構造
  • 提携社労士による助成金申請サポート

導入前に確認すべき注意点

  • 1名あたり440,000円(税込)と単価は高め
  • マンツーマン形式のため全社一斉展開には不向き
  • 助成金は要件充足が前提であり、支給が確約されるものではない
  • 個人向けスクール「デジハク」の口コミとは切り分けて判断する必要がある

費用の考え方

中小企業が人材開発支援助成金を活用した場合、経費助成300,000円と賃金助成10,000円で、実質負担は1名あたり130,000円まで圧縮される試算が示されています。この水準まで下がれば、伴走型研修としては十分に検討に値する価格帯です。

最後に、発注側としての視点をお伝えします。

AI研修の投資判断でよく起きる失敗は、「安く広く配る」を選んだ結果、誰も業務を変えないまま予算だけが消えることです。全社員向けの動画教材を導入して、修了率が3割、業務変化はゼロ。そんな話は珍しくありません。

一方で、1名に集中投資して業務改革の型を作らせ、その人が社内へ広げていく設計であれば、投資は回収可能な範囲に収まります。デジハクAI研修は明確に後者の思想で作られたプログラムです。

だからこそ、判断の分かれ目は「価格が高いか安いか」ではなく、「自社に最初の1名を任せられる人材がいるか」になります。その人が思い浮かぶなら、検討する価値は十分にあります。思い浮かばないなら、まずは全社リテラシーの底上げから始めるほうが順序として正しいでしょう。

自社の状況に当てはめてどう判断すべきか迷う場合は、無料の個別相談で業務課題のヒアリングと助成金の事前判定を受けてみてください。60分で、自社の業務がAIで変えられる領域かどうかの見立てが得られます。

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この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。AI/Webマーケティング支援を得意としている。会社員(大手とスタートアップ)/フリーランス/経営者/採用責任者すべて経験しておりキャリア情報も発信。

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