不動産サイトが作れるおすすめwordpressテーマ8選【有料・無料】

不動産サイトを効果的に構築するには、使いやすく機能が充実したWordPressテーマ選びが重要です。本記事では、不動産特有の物件検索や地図連携に優れた有料・無料のおすすめテーマを厳選紹介します。初心者からプロまで、目的や予算に応じて最適なテーマ選びの参考にしてください。

目次

不動産サイト向けテンプレートの選び方

1.不動産サイトに必要な「機能」が網羅されているか

不動産サイト向けのテンプレート選びでは、業界特有の機能が網羅されているかが最も重要です。お客様が希望の物件を簡単に見つけられるよう、家賃や間取り、エリア、駅からの距離などで絞り込める高度な物件検索機能は必須です。

また、物件の魅力を最大限に伝える物件詳細ページも欠かせません。大きな写真や間取り図、地図などを効果的に表示し、お客様の興味を引くレイアウトかを確認しましょう。

さらに、内見予約や資料請求といったお客様のアクションに直結するお問い合わせフォームが、物件ごとに分かりやすく設置できるかも重要な選定基準です。これらの機能が標準で備わっているテンプレートを選ぶことが、集客と成約への近道となります。

2.物件情報の更新のしやすさやカスタマイズが容易か

不動産サイトは、情報の鮮度が非常に重要です。そのため、新しい物件の追加や価格の変更、成約済みといったステータスの更新が、専門知識のないスタッフでも直感的かつ簡単に行えるかは極めて重要な選定ポイントです。

管理画面からテキストや写真をスムーズに入れ替えられるか、物件情報を専用のフォーマットで効率的に管理できる機能があるかを確認しましょう。また、デザインやレイアウトのカスタマイズ性も大切です。

「おすすめ物件」のような特集セクションをトップページに簡単に追加したり、物件詳細ページに独自の項目を加えたりできる柔軟性があれば、戦略に応じたサイト改善が容易になり、競合との差別化を図りやすくなります。

3.費用が総額いくらかかかるか把握する

WordPressテンプレートを選ぶ際には、表示価格だけでなく、サイト運営にかかる「総額費用」を把握することが不可欠です。テンプレートには一度の支払いで済む「買い切り型」と、年間契約などで継続的に費用が発生する「サブスクリプション型」があります。

後者はアップデートやサポートが含まれる安心感がありますが、長期的なランニングコストを考慮する必要があります。

また、テンプレート本体の料金以外に、高機能な地図表示や顧客管理のために別途有料プラグインの導入が必要になることも少なくありません。初期費用だけでなく、将来発生しうる追加費用も想定し、長期的な視点でコストパフォーマンスを判断することが重要です。

不動産サイトおすすめwordpressテーマ【有料】

有料ですが、ノーコード、プログラミング知識なしで簡単に高性能な不動産ポータルサイトが構築できるテーマを紹介します。

GRAVITY(グラビティー)

項目内容
テーマ名GRAVITY(グラビティー)
物件検索機能エリア・沿線・価格・間取り・築年数など多条件に対応した高度な物件検索が可能
地図連携Google Maps等の地図連携に対応し、物件所在地の地図表示ができる
費用198,000円前(20万円未満)、月額は原則不要
サポート体制日本語サポートあり、公式によるメール・FAQ対応、導入マニュアルも付属
デモサイト有無デモサイトあり(公式で公開中、実際の検索・表示・操作を確認可能

GRAVITY(グラビティー)は、不動産業界の現場で求められる機能とデザイン性を両立させた国産WordPressテーマです。エリアや沿線、価格、間取り、築年数など、実際の物件探しで重要になる細かな条件検索に対応しており、多数のカテゴリーやタグと組み合わせることで、利用者は自分に合った物件をスムーズに見つけられる体験を得られます。

Google Mapsとの高精度な連携によって、所在地が直感的に分かるだけでなく、複数物件の位置比較やストリートビューも活用でき、物件の魅力や立地を余すことなく表現できます。さらに、物件ごとに設計された詳細ページは間取り図やカスタム項目の表示、画像ギャラリー、動画埋め込みなど多彩な情報量を持ちながらも見やすさを損なわない独自レイアウトを実現し、競合テーマにはない”不動産ポータルの実用美”を高レベルで体現しています。

独自開発の物件管理インターフェースは、担当者が直感的に新規物件の登録や既存データの一括編集を可能にし、大規模なデータベース運用にも最適化されているため、日々の業務運用ストレスを極力減らしつつ反響獲得へとダイレクトにつなげる構造となっています。

希望物件が簡単に探せる高度検索機能を搭載。

GRAVITYは、SUUMOやアットホームといった不動産ポータルシステムと同様の検索を搭載しているため、数万・数十万といった膨大な物件を登録してもユーザーが簡単に物件を探し出すことができます。まずは物件種別・エリア・路線から選択し、そこから賃料・広さ・間取りなどの条件で絞り込みが可能です。

問い合わせフォームに物件名・物件URLを自動表示

「内覧予約が入ったが、どの物件のことを指しているかわからない。」
といったことがないように、GRAVITYでは物件ページから問い合わせフォームに遷移すると、自動的に表示されます。そのため、どの物件ページから問合せに繋がったかがお互いにすぐにわかります。

簡単不動産PRO

項目内容
テーマ名簡単不動産PRO
物件検索機能沿線・エリア・価格・校区・種別など細かな条件検索、クイック検索、ドラッグ&ドロップ並び替え対応
地図連携Googleマップと自動連携、物件の所在地・周辺施設・学区などエリア情報を地図上に自動表示
費用テーマ版77,000円(税込、買い切り)、通常版110,000円(税込)+月額11,000円(構築代行/連動/多機能向け)
サポート体制詳細なオンラインマニュアルあり、導入・運用サポート、日本語対応、直接問合せフォームも利用可能
デモサイト有無あり(物件登録・検索・地図表示などの動作を公式サイト上で体験できる)
公式サイトURLhttps://fpro.index-japan.jp

簡単不動産PROは、物件をWordPress管理画面から登録するだけで、校区や周辺施設の情報も自動でGoogleマップ上に展開できる独自の「エリアコア」機能を備えています。

主要な不動産コンバーターシステムとの連携に強く、物件データ連動が自動化できるうえ、沿線や学区、用途地域など日本の実態に即したかなり細分化された条件での物件検索や情報表示が可能です。トップページのオリジナルデザインを管理画面から簡単に編集できるだけでなく、運用中に物件カテゴリや種別をドラッグ&ドロップで並び替えたり、サイドメニューや最新情報の表示領域も自在に設定できる柔軟性も魅力です。さらに、物件情報詳細ページでは最大30枚までの写真や動画、ストリートビュー埋め込みにも対応し、エリア密着型や地域性の強い不動産ビジネスに最適化された運用体験を実現しています。サイト公開まですべて委託できる通常版と自社で組み上げるテーマ版が選べるなど、多様な運用者ニーズにジャストフィットする国産テンプレートです。

不動産プラグイン

項目内容
テーマ名不動産プラグイン
物件検索機能価格・地域・間取り・キーワード・カテゴリなど多条件での詳細検索が標準装備。検索条件のカスタマイズも柔軟に対応
地図連携Googleマップ・ストリートビュー統合。周辺施設・学区・用途地域や周辺物件も地図で一体表示
費用本体無料(オープンソース)、機能拡張用有料プラグインあり(例:イン条件カテゴリ・地図連携各29,000円)、導入フルセットは400,000円~
サポート体制オンラインマニュアル・メールサポート、導入ガイドあり、業界向けサポート体制
デモサイト有無複数あり(売買・賃貸・投資・セット版等)、動作・管理画面・表示仕様ごとにデモ体験可能
公式サイトURLhttps://nendeb.jp/ (関連製品各種へのリンク含む)

不動産プラグインは日本の不動産業務に特化した本格的な物件管理と検索機能を備えつつ、売買・賃貸・投資・複合型のテンプレートが自在に切り替えられる独自構造で、事業規模や取扱い業態の変化にも柔軟に対応できる点が最大の魅力です。学区エリアや用途地域、沿線など日本特有のニーズに応えた検索・マップ連携機能、会員限定物件管理、サマリー/詳細のレイアウト完全カスタマイズ、YouTubeや360°ビュー埋込なども標準装備されており、単なる物件掲載以上の訴求・ブランディングが可能。

さらに、最新の分譲や投資分野特有の管理もアドオン追加だけで即座に運用体制が作れるため、時代や商圏ニーズごとに「サイト全体を変身」できる点も他にないポイントです。

BIJOUX(TCD117)不動産大家・デベロッパー向け

項目内容
テーマ名BIJOUX(TCD117)
物件検索機能物件ごと「サービス」投稿タイプにより専用ページ化。詳細条件や住戸区分表示も可能。
地図連携Googleマップ埋め込み対応。物件ごとに地図・ストリートビュー設置が可能。
費用40,700円(税込/買い切り・1ライセンス、追加は特別ライセンス33,000円)
サポート体制オンラインマニュアル・Q&A・メールサポート(日本語)、WordPress、TCDテーマ導入・運用を公式が解説
デモサイト有無あり(公式サイトで全ページデモ、物件・サービス各ページ等の雰囲気も確認可能)

BIJOUX(TCD117)は、入居率向上を本気で目指す物件オーナーやデベロッパーのために設計された専門性の高いWordPressテーマです。一棟物件や区分所有・テナントオフィスなど複数区分の管理・比較を驚くほどビジュアルリッチかつ美しく演出できる独自の物件一覧レイアウトが特長で、ユーザーが物件のコンセプトや特徴を直感的に理解できるUI設計がなされています。「サービス」カスタム投稿で各物件ごとに専用の差別化ページを作成でき、ギャラリー、動画、オーナーコメントなど訴求コンテンツを集約できる構造は、他の不動産テーマでは表現しきれない唯一無二のポータル演出を可能にします。コンテンツビルダーによるLP作成、画像や動画スライダー、SEOに強い高速表示設計などWeb資産価値の最大化を意識した最新デザインを業界最先端レベルで実現。「ブランド物件」のような高付加価値サイトをスピード構築したい事業者に特化した傑出したテーマです。

GENSEN

項目内容
テーマ名GENSEN(ゲンセン)
物件検索機能キーワード・エリア・カテゴリー・タグを最大4項目まで組み合わせて検索可能な独自高性能サーチ
地図連携Googleマップ連携可(物件情報などの地図表示に対応)
費用39,800円(税抜/買い切り)
サポート体制オンラインマニュアル・日本語メールサポート・公式コミュニティ等
デモサイト有無あり(公式サイトでトップ~投稿ページデモ、使い勝手や検索挙動が確認可能)

GENSENは大規模なポータルサイト運営のために作られた国産テーマで、不動産サイトの用途にも最適な複数条件組み合わせ型の高速検索システムを搭載しています。キーワード・エリア・カテゴリー・タグといった独自の軸で柔軟に物件絞り込みができ、膨大な数の物件を扱う現場にも強い高い拡張性を持ちます。ポータル型サイトでよくあるビジュアルや操作動線の煩雑さを徹底して整理し、管理画面からレイアウトやサイトカラーなどサイト全体の印象を簡単に入れ替えられるのも本テーマ独自の強みです。特に物件以外のカテゴリ・特集・コラムなど多種類の情報を統合的に発信できる仕組みや、コンテンツビルダーによる直感編集、広告枠やアフィリエイト構造にも配慮した導線設計など、単なる不動産物件検索サイトを超えた多層的ポータルを“ローコスト&ノーコード”で構築できる圧倒的破壊力が際立っています。

不動産サイトおすすめwordpressテーマ【無料】

ワードプレスのカスタマイズの知識があれば無料のテーマを利用することもできます。

Cocoon(コクーン)

項目内容
テーマ名Cocoon(コクーン)
物件検索機能標準搭載なし(プラグイン併用で詳細検索・条件カスタマイズが可能、不動産プラグイン連携可)
地図連携標準搭載なし(Estatikや不動産プラグイン等でGoogleマップやLeaflet地図表示可能)
費用無料
サポート体制公式フォーラム・マニュアル・コミュニティ、質問掲示板(日本語)、無償サポートも充実
デモサイト有無あり(公式サイトにサンプルや解説多数、テーマ全体の使い方を学べる)
公式サイトURLhttps://wp-cocoon.com

Cocoon(コクーン)は、無料ながら国産テーマ特有の説明や使い方ガイドが非常に充実しているほか、物件詳細表示や物件毎の画像・動画ギャラリーにも他テーマを凌駕する柔軟性を持っています。初期状態では不動産専用機能を持たないものの、「不動産プラグイン」などと連携・設定することでエリア地図検索、詳細条件フィルター、パノラマ写真、ローンシミュレーションや会員登録・お気に入り登録といった不動産サイト本格運用を短時間で実装可能です。Cocoon独自のページ高速化・スマホ自動最適化・ウィジェット下での自由なカスタム情報表示もあり、個人・法人問わずゼロからのサイト立ち上げや物件数少なめの紹介サイトにも抜群に適しています。拡張性・情報発信力も高いので、集客としてのブログ記事やランディングページと連動可能な唯一無二の万能無料テーマといえます。

Lightning(ライトニング)

項目内容
テーマ名Lightning(ライトニング)
物件検索機能標準搭載なし(VK Filter Search等の公式拡張プラグインで多条件物件検索など自由に実装可能)
地図連携標準搭載なし(プラグインでGoogleマップや物件ごとの地図表示を追加可能)
費用無料(公式拡張機能Pro版は有料:Vektor Passport 9,900円〜など)
サポート体制公式フォーラム・日本語文書・動画チュートリアル・定期勉強会があり、開発元による直接サポートあり
デモサイト有無あり(公式デモサイト、サンプル物件サイト例あり)
公式サイトURLhttps://lightning.vektor-inc.co.jp

Lightningは日本国内のコーポレートサイト構築を熟知したベクトル株式会社が開発しているため、管理画面・設定手順・サポート体系が完全に日本語で統一されていて導入・運用が非常にスムーズです。不動産物件サイト向けには標準状態では検索や地図機能は搭載していませんが、純正の拡張プラグイン「VK Filter Search」「VK Blocks」等と連携することでカスタム投稿タイプやカテゴリー分け、価格・条件などの多項目での物件検索フォーム、絞り込み条件のカスタム設定がノーコードで柔軟に作れます。この拡張性を活かせば不動産種別ページの自動生成・複数物件ジャンル管理・成約済み/募集中ラベルの切替・一覧&詳細ページデザインの自作も可能です。Lightningの洗練されたレスポンシブ設計は膨大な物件画像や情報の管理にも強く、内覧予約フォームやお知らせ更新、SEO対応の高速表示も、標準機能や公式追加モジュールでカバーでき、小規模〜本格派まで幅広い層の不動産会社・個人運用者の業務に適応します。

GLUE(グルー)

項目内容
テーマ名GLUE(グルー)
物件検索機能標準搭載なし(投稿・カテゴリーを応用、または不動産プラグインの併用で条件検索可)
地図連携標準搭載なし(地図プラグイン・Googleマップ埋め込みで物件周辺案内可)
費用無料
サポート体制オンラインマニュアル・コミュニティによるサポート、TCD公式Q&Aでテーマごとの情報も参照可
デモサイト有無あり(公式でレイアウトやカスタマイズ例を確認可能)

GLUEは不動産サイト向けテンプレートとして際立つ柔軟性と拡張性を持ち、TCD公式の無料提供テーマでありながら“有料級”のビジュアル訴求を追求できる構造を兼ね備えています。カテゴリ別やタグ活用による物件別一覧化機能はシングル物件・収益物件・複合ビルなどさまざまな事業モデルに応用でき、トップページスライダーや投稿ブロック、事例集ギャラリー等と自社テイストで無限に組み合わせられるカスタマイズ性も独自です。不動産説明では数多くの画像やグラフの視覚表現、スタッフ紹介やお知らせ更新にも強く、お問い合わせ導線の設計も充実。公的な業者登録証や免許情報の掲載、スタッフ顔写真や口コミ欄、小規模〜多拠点展開まで物件紹介コンテンツを美しく集約したい方に理想的な“日本語・国産・有料品質の無料WordPressテーマ”です。

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この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。Webマーケティングを得意としている。

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