教員の職務経歴書テンプレートはこちら
既に書き方例/見本の項目が埋まっているフォーマットをWordやExcel形式でダウンロードすれば、あとは加筆修正するだけでカンタンに作成できます。(スマホ利用もOK)
職務経歴書テンプレート【4種類】無料ダウンロード(Word/Excel/PDF)↓
(株)イールドマーケ代表 木本旭洋既に書き方例/見本の項目が埋まっているフォーマットをWordやExcel形式でダウンロードすれば、あとは加筆修正するだけでカンタンに作成できます。(スマホ利用もOK)
職務経歴書の各フォーマットの特徴
①逆編年体式:直近の職歴から書く(一般的)
最も広く使われているフォーマットです。直近の職歴を最初に記載し、過去に遡る形で経歴を書いていきます。採用担当者が「現在に近い経験」から読み始められるため、転職回数が少なく、キャリアが一貫している方に特に適しています。中途採用の場面では標準的な形式として認識されており、業界・職種を問わず幅広く活用できます。迷った場合はまずこの形式を選ぶとよいでしょう。
逆編年体式が向いている人:
- 直近1〜2社に採用要件へ直結する業務や実績がある人
- 最新の技術での成果が評価されやすい職種
②編年体式:過去の経歴から現在を書く
時系列の古い順に職歴を記載していくフォーマットです。経歴の流れや成長の過程が自然に伝わるため、キャリアに一貫したストーリーがある方や、段階的にスキルを積み上げてきた方に向いています。ただし、採用担当者が最も注目する「直近の経験」にたどり着くまでに時間がかかるというデメリットもあります。応募先から指定がある場合や、キャリアの積み重ねを強調したい場合に有効です。
編年体式が向いている人:
- 20代前半などキャリアの浅い人
- 同一領域・同一業務での継続的な経験をアピールしたい人
③キャリア式:業務や職種の種類ごとにまとめて書く
職歴を時系列ではなく、業務内容や職種のカテゴリごとにまとめて記載するフォーマットです。複数の会社で似た業務を担当してきた方や、異なる企業でも共通するスキルや実績をアピールしたい方に適しています。応募職種に関連する経験を前面に出せるため、キャリアチェンジや業種・職種を絞った転職活動において特に効果を発揮します。一方、在籍期間や経歴の流れが見えにくくなる点には注意が必要です。
キャリア式が向いている人:
- 重点的にアピールしたい職種や経験が複数の会社や部署にまたがる人
- 転職回数が多く、色んな職種経験がある人
- 社会人経験が長く、色んな職種経験がある人
④スキルシート式:プロジェクト単位で書く
携わったプロジェクトごとに、期間・規模・担当役割・使用技術・成果などを詳細に記載するフォーマットです。ITエンジニアやデザイナー、コンサルタントなど、プロジェクト単位で業務が完結する職種において広く使われています。採用担当者が「どのような案件に、どのような形で関わったか」を具体的に把握しやすいのが大きな特徴です。技術スタックや実績を可視化しやすく、即戦力としてのアピールに優れています。
スキルシート式が向いている人:
- 専門性の高い職種の人
- プロジェクト単位で成果を明確に示したい人
教員の職務経歴書の書き方・例文


① 年月日(提出日)と氏名
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
令和7年4月10日
氏名 福田 和也(ふくだ かずや)
解説
職務経歴書の冒頭には、提出日と氏名を明記します。
日付は書類を提出する当日の日付を記載するのが基本です。「令和◯年◯月◯日」の元号表記でも「20XX年◯月◯日」の西暦表記でも問題ありませんが、セットで提出する履歴書と表記を統一しておくことが望ましいです。
氏名はフルネームで記載し、読み間違えが生じやすい漢字が含まれる場合はふりがなを添えましょう。教員の転職では採用担当者だけでなく校長・教頭・人事委員会など複数の関係者が書類を確認するケースも多く、冒頭の基本情報を丁寧に整えることが第一印象を左右します。
② 職務要約(職務概要)
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
私はこれまで約12年間、公立中学校および私立高校において数学科教員として従事してまいりました。中学1年生から高校3年生までの授業を担当し、直近4年間は学年主任として170名の生徒と14名の担任教員のマネジメントを担ってきました。また、進路指導部の副部長として大学受験指導・保護者説明会の企画・運営にも携わった経験があります。これまで培ってきた授業設計力・生徒指導力・組織マネジメント経験を活かし、貴校の教育水準の向上と生徒の学力・進路目標の実現に貢献したいと考えております。
解説
職務要約は、採用担当者があなたの教員としてのキャリアの全体像を短時間で把握するために読む箇所です。書類が複数集まる採用の現場では、この職務要約が「続きを読んでもらえるか」の分岐点になります。
文字数の目安は150〜300字程度。「①経験年数・学校種別・担当教科 → ②担当してきた主な業務・役割 → ③役職・実績 → ④応募先への貢献意欲」という流れで書くと、読み手に伝わりやすい文章になります。
公立・私立の別、小学校・中学校・高校・特別支援学校などの学校種別、担当教科・担当学年を明示することで、採用担当者が自校のニーズと照合しやすくなります。学年主任・部活動顧問・進路指導などの役割経験も積極的に盛り込みましょう。
③ 活かせる経験、知識、スキル
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
活かせる経験・知識・スキル
・数学科の授業担当(中学1年〜高校3年・文理両コース対応) ・学年主任として170名の生徒・14名の担任教員のマネジメント(4年間) ・進路指導(大学受験指導・模試分析・面接指導・保護者面談) ・学習指導案の作成・授業研究・校内研修の企画・ファシリテーション ・ICTを活用した授業設計(Google Classroom・Kahoot・Canvaの活用) ・生徒指導・不登校生徒への個別支援・保護者との信頼関係構築 ・部活動顧問(数学研究部・3年間、県大会出場実績あり) ・校務分掌(進路指導部 副部長・学習指導委員会委員)
解説
このセクションは、採用担当者が「この教員はうちの学校で即戦力として活躍できるか」を判断するために最も注目する欄のひとつです。
箇条書きで簡潔に記載するのが基本スタイルです。「数学の授業をしていました」という曖昧な表現より、「中学1年〜高校3年の数学を◯年間担当・文理両コース対応」のように具体的な担当範囲・学年・経験年数を盛り込むことで、説得力が格段に上がります。
ICTを活用した授業経験・部活動顧問の実績・校務分掌の経験は、近年の学校現場で特に求められるスキルのため積極的に記載しましょう。民間企業への転職の場合は、「授業設計力→研修・プレゼン設計力」「生徒マネジメント→チームマネジメント」のように、民間でも通用するスキルとして言語化することが重要です。
④ 会社(勤務先)概要
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
学校名:学校法人 明誠学園 明誠高等学校 学校種別:私立高等学校(全日制普通科・特進コース・文理コース) 所在地:埼玉県さいたま市 生徒数:約900名(1学年約300名・各学年10クラス) 教職員数:正規教員65名・非常勤講師20名 進学実績:国公立大学合格者年間約80名・MARCH以上の私立大学合格者年間約250名 学校の特色:ICT教育推進校・探究学習・グローバル教育に注力
解説
勤務先の概要を記載する目的は、採用担当者があなたがどのような規模・教育方針の学校でキャリアを積んできたかを正確に把握するためです。
学校特有の情報として「学校種別・生徒数・クラス数・教職員数・進学実績・学校の特色」を記載することが重要です。生徒数とクラス数は学校の規模感を示す指標となり、進学実績や学校の特色は採用担当者が「どのような教育環境で経験を積んできたか」を理解するための情報になります。
複数の学校に勤務した経験がある場合は、在籍した学校ごとに概要を記載します。公立学校から私立学校、または民間企業への転職など、異なる環境への転職の場合は、それぞれの学校の特色を丁寧に伝えることが大切です。
⑤ 職務経歴
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
【学校法人 明誠学園 明誠高等学校】 在籍期間:2019年4月〜現在(6年) 雇用形態:正規教員(専任) 担当:数学科・学年主任(2021年〜)・進路指導部副部長(2023年〜)
■ 担当業務 ・高校1年〜3年の数学(数学I・II・III・A・B・C)の授業担当(週18コマ) ・特進コース・文理コース両コースの授業設計・教材開発・定期考査問題の作成 ・学年主任として170名の生徒と14名の担任教員の生活・学習面のマネジメント ・学年会議の企画・進行・議事録作成・管理職への報告 ・進路指導部副部長として大学受験指導の統括・模試分析・志望校指導 ・保護者説明会・進路ガイダンスの企画・運営・講演 ・Google Classroomを活用した授業外の課題配信・個別フィードバック ・数学研究部の顧問(週2回の活動・大会引率)
■ 主な実績・取り組み ・担当クラスの数学の定期考査平均点を1年間で12点向上(前年度平均58点→70点)。視覚的に理解しやすいオリジナル教材とICTを組み合わせた授業設計が奏功。 ・進路指導部副部長として国公立大学合格者数の増加に取り組み、着任2年で前年比20名増(60名→80名)を達成。面接指導と小論文講座の内製化・充実化が貢献。 ・Kahoot・Canvaを活用した参加型授業を導入し、生徒アンケートの「授業への満足度」が前年比22ポイント向上。取り組みが校内研修で紹介され、他教科にも展開。
【埼玉県立○○中学校】 在籍期間:2013年4月〜2019年3月(6年) 雇用形態:公立学校教員(正規) 担当:数学科・学級担任(2年間)・生徒指導委員会委員
■ 担当業務 ・中学1年〜3年の数学の授業担当(週20コマ) ・学級担任として32名のホームルーム運営・生活指導・保護者対応 ・生徒指導委員会委員として不登校・いじめ対応の検討・関係機関との連携 ・校内研修(授業改善・学習指導)の企画・ファシリテーター担当 ・バスケットボール部顧問(市大会準優勝・県大会出場)
■ 主な実績・取り組み ・不登校傾向の生徒8名に対して個別面談・家庭訪問・スクールカウンセラーとの連携を実施。担任期間中に4名が安定した登校を再開。 ・学習意欲が低い生徒への取り組みとして、生活班を活用した協働学習スタイルを導入。学年末の数学の平均点が前年度比8点向上し、管理職から好評価をいただく。
解説
職務経歴は教員の職務経歴書において最もボリュームを持たせるべきパートです。採用担当者は「どの学校で・どの学年・教科を担当し・どのような成果を出したか」を詳しく知りたいと考えています。
在籍期間は月単位で記載し、担当教科・学年・役職の変遷も明示しましょう。授業担当・学級担任・校務分掌・部活動顧問それぞれの業務を整理して記載することで、採用担当者が業務の全体像をイメージしやすくなります。
実績は「平均点の向上・合格者数の増加・生徒満足度の変化・部活動の成績」などを数値で表現することが大切です。教育現場では数値化しにくい成果もありますが、工夫した取り組みと生徒や学校への具体的な影響をセットで書くことで十分なアピールができます。
⑥ 資格・特技など
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
資格・免許 ・中学校教諭一種免許状(数学) 2013年3月取得 ・高等学校教諭一種免許状(数学) 2013年3月取得 ・特別支援学校教諭二種免許状 2018年3月取得 ・普通自動車第一種運転免許 2011年8月取得 ・TOEIC 710点(2022年9月受験)
特技・その他 ・ICTを活用した授業設計(Google Classroom・Kahoot・Canvaの実務活用経験) ・Excelを用いた成績管理・模試データ分析・学年資料の作成 ・保護者向け説明会・進路ガイダンスの企画・ファシリテーション(年2回・参加者200名規模)
解説
教員の資格欄では、取得している教員免許状を最初に記載し、担当教科・学校種別(中学・高校・小学校など)を正式名称で明記しましょう。複数の免許状を持っている場合はすべて記載することで、より幅広い採用ニーズに対応できることをアピールできます。
特別支援教育に関する資格・司書教諭・情報処理に関する資格なども、学校によっては大きなアピール材料になります。取得に向けて勉強中の資格がある場合は「◯◯ 取得予定(20XX年◯月)」と添えることで、自己研鑽への姿勢を示せます。
特技欄にはICT活用スキル・データ分析能力・イベント企画力など、授業以外でも発揮できるスキルを具体的に書くことが効果的です。民間企業への転職の場合は、これらのスキルが職場でどのように活用できるかをイメージしやすい形で記載しましょう。
⑦ 自己PR
書き方のポイント
まず具体的な例を見てみましょう。
例文
私の強みは、生徒一人ひとりの状況を丁寧に把握し、データと対話を組み合わせながら成果につなげる教育実践力と、チームを動かすマネジメント力です。
進路指導部副部長として着任した際、国公立大学の合格者数が近隣校と比べて伸び悩んでいることに課題を感じました。模試データを学年・コース・教科別に詳細に分析した結果、理系生徒の記述対策が不十分であることが判明。外部業者に委託していた小論文講座を内製化し、面接指導の頻度を週1回から2回に増やす施策を提案・実施しました。その結果、2年間で国公立大学合格者数を前年比20名増(60名→80名)へと伸ばすことができました。
また、学年主任として14名の担任教員をまとめる際は、週次の学年会議での情報共有と個別面談を組み合わせることで、チーム全体の課題認識を統一してきました。若手教員の相談窓口として機能することで、学年内の離職者をゼロに保つことにも貢献しています。
貴校においても、生徒の可能性を最大限に引き出す授業と、チームで目標を達成するマネジメントを通じて、教育水準の向上に尽力してまいります。
解説
自己PRは「教員としての自分の価値を採用担当者に伝える場」です。「生徒に寄り添えます」「わかりやすい授業ができます」という表現は多くの応募者が書くため、それだけでは差別化できません。具体的なエピソードと、その行動によってもたらされた数値・変化・評価をセットで書くことが重要です。
構成は「①自分の強みを一文で提示 → ②その強みを発揮した具体的なエピソードと数値を伴う結果 → ③応募先での活かし方・貢献意欲」の順が効果的です。
文字数の目安は250〜400字程度。職務要約と内容が重複しすぎないよう、異なるエピソードや視点を使うことで書類全体に奥行きが生まれます。転職先が別の学校なのか民間企業なのかによって、強みの見せ方と言語化のスタイルを調整することが採用通過率を上げる重要な戦略です。
よくある質問
Q. 教員の職務経歴書は何枚が適切ですか?
A. A4用紙で1〜2枚が目安です。経験年数が5年未満であれば1枚にまとめることが推奨されます。複数校を経験しているベテランや、学会発表・研究業績がある場合は2枚でも問題ありませんが、3枚以上は読まれにくくなるため、内容を取捨選択して簡潔にまとめましょう。記載量より「担当教科・学年の明確さ」と「数値を使った実績の具体性」を優先することが大切です。
Q. 教員から民間企業への転職で、職務経歴書はどう書けばいいですか?
A. 教員としての経験を民間企業でも通用するスキルに言語化することが最大のポイントです。「授業設計→研修・コンテンツ設計力」「学級担任→チームマネジメント・コーチング力」「保護者対応→顧客折衝力」「成績管理→データ分析・レポーティング力」のように置き換えて表現しましょう。教育用語・学校特有の略称は一般的なビジネス用語に言い換えることを意識することも重要です。
Q. 公立学校から私立学校への転職は職務経歴書の書き方が変わりますか?
A. 基本的な構成は同じですが、強調するポイントを変えると効果的です。私立学校への応募では、学校の教育方針への共感・生徒の進路実績への貢献意欲・建学の精神との一致を自己PRで示すことが重視されます。また、私立学校は独自の教育プログラムやICT活用に積極的なケースが多いため、それらへの対応経験や意欲を積極的に記載しましょう。
Q. 部活動顧問の経験は職務経歴書に書くべきですか?
A. 積極的に記載しましょう。部活動顧問の経験は「生徒との関係構築力・目標達成に向けたマネジメント力・課外活動への献身性」を示す材料になります。特に担当していた競技・成績・大会出場実績を記載することで、採用担当者に具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。応募先が担当できる部活動顧問を求めている場合は、関連する経験を特に詳しく書きましょう。
Q. 産休・育休・ブランク期間がある場合、どのように書けばいいですか?
A. 正直に記載し、復帰への意欲を添えるのがベストです。「2021年4月〜2023年3月:育児のため休職・育児休業取得」のように理由を一言添えることで、採用担当者に誠実な印象を与えます。復帰後に担当した業務・役割をしっかり記載することで、ブランク明けでも即戦力として機能してきた実績を示しましょう。ブランク中に教育関連の研修・学会参加・資格取得をしていた場合も積極的に記載してください。
Q. 職務経歴書はWordとPDFのどちらで提出すればいいですか?
A. 特に指定がなければPDF形式での提出をおすすめします。PDFで提出することで、相手の環境に関わらずレイアウトが崩れません。学校法人によってはメール添付・郵送・持参など提出方法がさまざまなケースがあるため、応募先の指示に必ず従いましょう。私立学校への応募では学校指定の書式が求められる場合もあるため、事前に確認することが大切です。提出前にファイルを開いて、レイアウト・改行・余白に問題がないかを確認してください。







