退職届テンプレートのおすすめサービス7選|無料で使える作成ツールを比較

本記事では、無料で使える退職届テンプレートのおすすめサービス7選を厳選してご紹介します。各サービスの特徴や対応形式の比較に加え、テンプレートの選び方、退職届と退職願の違いまで徹底解説。自分に合ったサービスを見つけて、スムーズな退職手続きを進めましょう。

目次

退職届テンプレートを使うべき3つの理由

退職届は人生でそう何度も書く書類ではありません。だからこそ、いざ作成しようとすると「書き方はこれで合っているのか」「失礼な表現になっていないか」と不安を感じる方がほとんどです。

そんなときに頼りになるのが、退職届のテンプレートサービスです。テンプレートを活用すべき理由は大きく3つあります。

書式ミスを防ぎ正確に作成できる

退職届には、宛名の書き方や日付の配置、本文の定型表現など、押さえるべき書式のルールがいくつもあります。たとえば、宛名は代表取締役社長宛てにするのが一般的ですが、自分の名前より上の位置に記載する必要があります。また、本文の冒頭に「私儀」や「私事」と書く慣例も、知らなければ見落としてしまうポイントです。

一から自分で作成すると、こうした細かなルールを一つひとつ調べながら進めることになり、どうしてもミスが生じやすくなります。テンプレートを使えば、必要な項目があらかじめ正しい位置に配置されているため、名前や日付などを書き換えるだけで書式の整った退職届が完成します。書類の不備で差し戻されるといった余計なトラブルも避けられるでしょう。

作成時間を大幅に短縮できる

退職届を白紙の状態から作ろうとすると、意外なほど時間がかかります。用紙サイズの設定、縦書き・横書きのレイアウト調整、文字の配置や行間の設定など、内容を書き始める前の準備だけでもかなりの手間です。

テンプレートサービスを利用すれば、レイアウトや書式はすでに整った状態で提供されるため、自分の情報を入力するだけで作成が完了します。サービスによってはスマホからの入力にも対応しており、通勤中やちょっとした空き時間でも退職届を仕上げることが可能です。退職を決意してから実際に提出するまでの期間は何かと慌ただしいものですから、書類作成にかかる時間は少しでも短縮したいところです。

敬語や定型表現で迷わない

退職届で特に悩みやすいのが、文章の言い回しです。「退職いたします」と書くべきか、「退職させていただきます」とすべきか。「一身上の都合により」の後にどう続ければよいのか。普段のビジネスメールとは異なる独特の表現が求められるため、正解がわからず手が止まってしまう方も少なくありません。

テンプレートにはあらかじめ適切な敬語表現や定型文が組み込まれているため、言葉選びに悩む必要がありません。多くのサービスでは退職届だけでなく退職願の文面も用意されており、自分の状況に合った表現をそのまま活用できます。文章のマナーに自信がない方でも、社会人として恥ずかしくない退職届を確実に作成できる点は、テンプレートを使う大きなメリットといえるでしょう。

退職届テンプレートのおすすめ無料サービス7選

退職届のテンプレートを提供しているサービスは数多くありますが、対応形式や使い勝手、機能はそれぞれ異なります。ここでは、無料で利用できるおすすめのテンプレートサービスを7つ厳選してご紹介します。自分の作成環境や目的に合ったサービスを見つけてください。

Yagish(ヤギッシュ):スマホで入力するだけで完成

Yagish(ヤギッシュ)は、履歴書や職務経歴書の作成サービスとして知られていますが、退職届のテンプレートも提供しています。最大の魅力は、スマホだけで退職届の作成から出力までを完結できる手軽さです。パソコンを持っていない方や、自宅にプリンターがない方でも問題なく利用できます。

特徴:例文選択式で初心者にも安心

Yagishでは、退職届の文面があらかじめ例文として用意されており、選択肢から選ぶだけで適切な文章が自動的に反映されます。退職理由の書き方や敬語表現に不安がある方でも、画面の案内に沿って必要事項を入力していくだけで、マナーに沿った退職届が出来上がります。初めて退職届を作成する方にとって、非常に心強いサービスといえるでしょう。

対応形式:PDF出力・コンビニ印刷対応

作成した退職届はPDF形式で出力されるため、レイアウトが崩れる心配がありません。スマホで作成したデータをそのままコンビニのマルチコピー機で印刷できる点も大きな利点です。急ぎで退職届を用意しなければならない場面でも、通勤途中にスマホで作成し、最寄りのコンビニで印刷するといった使い方が可能です。

ビズ研:登録不要でWord・PDFをダウンロード

ビズ研は、ビジネス文書に特化した無料テンプレートサイトで、設立以来700万人以上のユーザーに利用されてきた実績があります。退職届のテンプレートも充実しており、会員登録や個人情報の入力なしでダウンロードできる気軽さが特徴です。

特徴:PDF自動生成ツールも提供

ビズ研では、Wordテンプレートのダウンロードに加えて、ブラウザ上で必要事項を入力するだけで退職届のPDFを自動生成できるツールも提供しています。Wordソフトを持っていない方でも、ブラウザさえあれば退職届を作成できるため、作成環境を選びません。司法書士による監修が入っている点も、内容の信頼性を重視する方には安心材料になるでしょう。

対応形式:Word・PDF・縦書き横書き対応

テンプレートはWord形式とPDF形式の両方で提供されており、縦書き・横書きどちらのレイアウトにも対応しています。会社の慣例や自分の好みに合わせてフォーマットを選べるため、幅広いニーズに応えてくれるサービスです。

Canva:デザイン性の高いテンプレートが豊富

Canvaは、世界中で利用されているオンラインデザインツールです。退職届のテンプレートも多数用意されており、シンプルなビジネス向けデザインからカラフルなものまで、豊富な選択肢の中から好みのスタイルを選べます。

特徴:AI搭載でカスタマイズが自由自在

CanvaにはAI機能が搭載されており、テンプレートのカスタマイズを直感的な操作で行えます。フォントの種類や文字間隔、行間の調整も自由に変更できるため、細部までこだわりたい方に向いています。退職届だけでなく、履歴書や職務経歴書も同じプラットフォームで作成できるため、転職活動の書類準備を一括で進めたい方にもおすすめです。

対応形式:PDF出力・印刷まで一括対応

作成したデザインはPDF形式で高品質にダウンロードでき、そのまま自宅やコンビニのプリンターで印刷可能です。作成から印刷までの一連の作業をCanva内で完結できるため、複数のツールを行き来する手間がかかりません。無料プランでも多くの機能とテンプレートを利用できる点も魅力です。

Adobe Acrobat:PDF編集に強い万能ツール

Adobe Acrobatは、PDF編集の分野で圧倒的な信頼性を誇るツールです。退職届の無料テンプレートを配布しており、ダウンロード後にAcrobat上で直接編集して仕上げることができます。

特徴:電子署名や共有機能も搭載

Adobe Acrobat Proを利用すれば、PDFの編集だけでなく電子署名の付与やファイルの共有まで対応できます。退職届の作成後にそのまま電子的な署名を加えたい場合や、郵送前にデータとして保存・管理しておきたい場合に便利です。無料トライアルも用意されているため、まずは試してみて使い勝手を確認するとよいでしょう。

対応形式:PDF編集・テンプレート無料配布

テンプレートは登録不要で無料ダウンロードが可能です。PDFの編集に特化したツールだけあり、テンプレート上の文字を書き換える際の操作性は非常に高く、レイアウトを崩さずに正確な修正ができます。普段からAdobe製品を使い慣れている方であれば、最もスムーズに作成を進められるサービスです。

マイナビ転職:転職サイト発の信頼性が高いテンプレート

マイナビ転職は、国内最大級の転職情報サイトとして広く知られており、退職届・退職願のテンプレートもWord形式で無料提供しています。転職ノウハウを長年蓄積してきたサイトだからこそ、書き方の解説が非常に丁寧で実践的です。

テンプレートのダウンロードページでは、縦書き・横書きの両方のフォーマットが用意されているほか、手書きで作成する場合の見本例や封筒の書き方まで網羅されています。退職届の作成だけでなく、提出時のマナーや渡し方まで一通り確認したい方にとって、情報量の充実度はトップクラスのサービスです。

doda:社労士監修で安心のフォーマット

dodaは、パーソルキャリアが運営する大手転職サービスで、退職届・退職願のテンプレートを社会保険労務士の監修付きで提供しています。専門家のチェックが入っているため、書式の正確性や表現の適切さにおいて高い信頼性があります。

テンプレートはWord形式の縦書きフォーマットでダウンロードでき、退職届と退職願の両方が用意されています。提出前に準備すべき用紙や筆記用具、封筒のサイズといった実務的な情報も詳しく解説されているため、初めて退職届を書く方でも迷わず準備を進められるでしょう。

Bizroute:用途別テンプレートが充実

Bizrouteは、ビジネス文書のテンプレートを幅広く取り扱うサイトで、退職届に関しては他のサービスにはない用途別テンプレートの豊富さが際立っています。一般的な自己都合退職だけでなく、さまざまな退職シーンに対応したフォーマットを探している方に最適です。

特徴:会社都合・定年・パート向けなど種類が豊富

Bizrouteでは、自己都合退職用の基本テンプレートに加えて、会社都合退職、定年退職、パート・アルバイト向け、さらには有給休暇消化申請を兼ねた退職届など、状況に応じた多様なテンプレートが揃っています。自分の雇用形態や退職事由にぴったり合ったフォーマットを選べるため、文面の書き換えも最小限で済みます。

対応形式:Word・Excel・A4/B5対応

テンプレートはWord形式とExcel形式の両方で提供されており、用紙サイズもA4とB5に対応しています。縦書き・横書きの選択肢もあるため、会社の指定や自分の好みに合わせて柔軟に選べます。すべて無料・登録不要でダウンロードできるため、必要なときにすぐ使い始められる点も大きなメリットです。

退職届テンプレートサービスの選び方

退職届のテンプレートサービスは数多く存在しますが、どれを選んでも同じというわけではありません。自分の作成環境や会社の提出ルールに合わないサービスを選んでしまうと、かえって手間が増えてしまうこともあります。ここでは、テンプレートサービスを選ぶ際に確認しておきたい4つのポイントを解説します。

対応ファイル形式で選ぶ(Word・PDF・Excel)

テンプレートサービスを選ぶうえで最初に確認したいのが、提供されるファイル形式です。主な形式としてはWord、PDF、Excelの3種類があり、それぞれに特徴があります。

Word形式は、文字の書き換えやレイアウトの微調整が自由にできるため、会社名や部署名が長い場合でも柔軟に対応できます。一方、PDF形式はレイアウトが固定されているため、印刷時にデザインが崩れる心配がありません。ブラウザ上で入力してPDFを自動生成するタイプのサービスであれば、Wordソフトを持っていなくても問題なく作成できます。Excel形式は提供しているサービスが限られますが、Wordを使い慣れていない方にとっては馴染みのある操作感で編集できる選択肢です。

自分のパソコンやスマホにどのソフトが入っているかを事前に確認し、無理なく編集できる形式を選びましょう。

スマホ対応かPC専用かを確認する

退職届の作成をどの端末で行うかも、サービス選びの重要な判断基準です。自宅にパソコンやプリンターがない方にとっては、スマホだけで作成から印刷まで完結できるサービスが必須になります。

スマホ対応のサービスであれば、ブラウザ上やアプリ内で必要事項を入力し、PDF形式で出力した後、コンビニのマルチコピー機で印刷するという流れで退職届を用意できます。通勤時間や休憩時間といったすきま時間に作成を進められる点も大きなメリットです。

ただし、スマホでの作成は画面が小さいぶん、レイアウトの細かな確認がしにくいという面もあります。文字の位置や行間にこだわりたい方は、パソコンでの編集に対応したサービスを選ぶほうが仕上がりに満足できるでしょう。自分の作成環境と、求める仕上がりのバランスを考えて判断することが大切です。

縦書き・横書きの対応状況をチェック

退職届のレイアウトには縦書きと横書きの2種類があり、どちらを選ぶかは会社の慣例や社風によって変わります。一般的に、伝統的な企業や格式を重視する職場では縦書きが好まれる傾向があり、IT系やベンチャー企業など比較的カジュアルな社風の会社では横書きが指定されるケースもあります。

テンプレートサービスによっては縦書きのみ、あるいは横書きのみの対応となっている場合があるため、事前に確認しておきましょう。理想的なのは、縦書き・横書きの両方が用意されているサービスを選ぶことです。万が一、上司から別のレイアウトを求められた場合にも、すぐに対応できます。

また、会社に所定のフォーマットや指定の書式がある場合は、テンプレートを使う前に就業規則を確認しておくことも忘れないでください。

会員登録の要否と個人情報の取り扱い

退職届の作成では氏名や所属部署など個人情報を入力するため、サービスの信頼性やデータの取り扱いについても意識しておきたいところです。

テンプレートサービスの中には、会員登録なし・個人情報の入力なしでダウンロードできるものと、メールアドレスの登録やアカウント作成が必要なものがあります。退職に関する情報はできるだけ外部に残したくないと考える方も多いでしょう。その場合は、登録不要でダウンロードできるサービスや、入力データがサーバーに保存されず自動的に破棄される仕組みを採用しているサービスを選ぶと安心です。

特にブラウザ上で情報を入力してPDFを生成するタイプのサービスを利用する際は、プライバシーポリシーやデータの取り扱いに関する説明にひと通り目を通しておくことをおすすめします。退職は人生の大切な節目ですから、書類の作成環境にも気を配りたいものです。

退職届と退職願の違いとテンプレートの使い分け

退職届のテンプレートを探していると、「退職届」と「退職願」の両方が用意されているサービスが多いことに気づくはずです。この2つは名前こそ似ていますが、書類としての役割や法的な効力が異なるため、間違えて提出してしまうとトラブルの原因になりかねません。さらに「辞表」という書類もあり、混同しやすいポイントです。ここでは、それぞれの違いと正しい使い分けを整理しておきましょう。

退職届は「退職の通告」に使う書類

退職届は、会社に対して退職する意思を一方的に通告するための書類です。提出した時点で法的な効力が発生するため、原則として会社側の承認を待たずに退職の意思表示が成立します。本文の末尾は「退職いたします」という断定的な表現で締めくくるのが一般的な書き方です。

退職届を提出するタイミングとしては、すでに上司との話し合いを経て退職日が決まった後が基本です。口頭やメールで退職の合意が取れている状態で、正式な手続きとして書面を提出するという流れになります。

テンプレートを選ぶ際は、本文に「退職いたします」という文言が入っているものを使用してください。「お願い申し上げます」と書かれたテンプレートは退職願用のものですので、取り違えないよう注意が必要です。

退職願は「退職の打診」に使う書類

退職願は、会社に対して「退職させていただきたい」と願い出るための書類です。退職届とは異なり、あくまで退職のお願いという位置づけであるため、会社が承認するまでは撤回が可能とされています。本文の末尾は「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」という丁寧な表現で締めるのが定型的な書き方です。

退職願を提出するのは、まだ正式に退職が決まっていない段階で、上司に退職の意思を伝えるときが一般的です。ただし、実際の業務では口頭で退職の意向を伝えた後に退職届を提出するケースが多く、退職願の提出を求めない会社も少なくありません。

どちらを提出すべきか迷った場合は、まず会社の就業規則を確認しましょう。規則に「退職願を提出すること」と明記されていれば退職願を、特に指定がなければ退職届を用意すれば問題ありません。テンプレートサービスの多くは退職届と退職願の両方を用意しているため、自分の状況に合ったほうを選んでダウンロードしてください。

辞表が必要なケースとは

辞表は、退職届や退職願と混同されやすい書類ですが、使用する場面が明確に限られています。辞表を提出するのは、会社の社長や取締役といった役員が役職を辞す場合、または公務員が組織を退職する場合です。一般的な会社員やパート・アルバイトの方が辞表を提出する必要はありません。

ドラマや映画の影響で「辞表を叩きつける」という表現が広く知られていますが、実際のビジネスシーンでは、一般社員が提出すべきなのは退職届もしくは退職願です。辞表を提出してしまうと、場合によっては書類の書き直しを求められることもあるため、自分の立場に合った書類を正しく選ぶことが大切です。

なお、公務員が提出する辞表は、民間企業における退職届に相当する書類として扱われます。公務員向けの辞表テンプレートを提供しているサービスは限られているため、必要な場合は所属する組織の人事部門に書式を確認するのが確実でしょう。

退職届テンプレート使用時の注意点

テンプレートを活用すれば退職届の作成は格段に楽になりますが、ダウンロードしてそのまま提出すればよいというわけではありません。テンプレートはあくまで「型」であり、自分の状況や会社のルールに合わせて適切に仕上げる必要があります。ここでは、テンプレートを使って退職届を作成する際に見落としがちな4つの注意点をお伝えします。

会社指定のフォーマットがないか確認する

テンプレートをダウンロードする前に、まず確認すべきなのが会社独自のフォーマットの有無です。企業によっては、退職届の書式が就業規則や社内規定で細かく定められていたり、人事部門が専用の用紙を用意していたりするケースがあります。

会社指定のフォーマットが存在する場合、外部のテンプレートで作成した退職届は受理されない可能性もあるため注意が必要です。せっかく丁寧に作成しても、書き直しを求められてしまっては二度手間になってしまいます。

退職の意思を上司に伝える際に「退職届の書式に指定はありますか」とひと言確認するか、事前に就業規則の該当箇所に目を通しておくとよいでしょう。特に指定がないことを確認できてから、自分に合ったテンプレートサービスを選んで作成に取りかかるのがスマートな進め方です。

署名は手書き+押印がおすすめ

退職届をパソコンやスマホで作成した場合でも、署名の部分だけは手書きで記入し、押印を添えることをおすすめします。法律上はすべてをパソコンで入力しても退職届としての効力に問題はありませんが、手書きの署名と押印があることで、本人の意思によって作成・提出された書類であることの証明力が高まります。

印鑑はシャチハタではなく認印を使用するのが一般的なマナーです。朱肉を使う印鑑であれば、三文判でも問題ありません。署名欄の下、または氏名の横に押印スペースが設けられているテンプレートを選ぶと、印鑑を押す位置で迷わずに済みます。

なお、テンプレートによっては押印欄にサンプルの印影マークが入っている場合があります。印刷前にそのマークを必ず削除し、印刷後に実際の印鑑を押すようにしてください。

退職理由は「一身上の都合」が基本

退職届に記載する退職理由は、自己都合退職の場合「一身上の都合により」と書くのが一般的です。転職やキャリアチェンジ、家庭の事情など、実際の理由がどのようなものであっても、退職届上では詳細を書く必要はありません。テンプレートにもあらかじめこの定型表現が入っているものがほとんどですので、そのまま使用すれば問題ないでしょう。

ただし、会社都合による退職の場合は注意が必要です。リストラや退職勧奨など会社側の事情で退職する場合に「一身上の都合」と書いてしまうと、自己都合退職として処理されてしまい、失業給付の受給条件などで不利になるおそれがあります。会社都合退職の場合は「部門縮小のため」「退職勧奨に伴い」など、実際の理由を具体的に記載しましょう。用途別テンプレートを提供しているサービスであれば、会社都合退職向けの文面が用意されているため活用してみてください。

提出時期は退職日の1〜2ヶ月前が目安

退職届の提出時期は、退職を希望する日の1〜2ヶ月前が一般的な目安です。多くの企業では就業規則に「退職の申し出は〇ヶ月前までに行うこと」と定めており、この期間に従って提出するのが円満退職への近道です。

民法上は、退職の意思表示から14日が経過すれば雇用契約を終了できるとされています。しかし、業務の引き継ぎや後任者の手配には一定の時間が必要ですから、法的に可能だからといってギリギリのタイミングで提出するのは避けたほうがよいでしょう。

理想的な流れとしては、まず口頭で直属の上司に退職の意向を伝え、おおよその退職日について話し合った後に退職届を作成・提出するという手順です。テンプレートに退職日を記入する際は、上司と合意した日付を正確に反映させてください。提出日と退職日を混同して記入してしまうミスも起こりがちですので、印刷前に日付の項目を二重にチェックすることを忘れないようにしましょう。

自分で提出が難しい場合は退職代行サービスも検討

退職届のテンプレートを使えば書類そのものは簡単に作成できますが、問題は「提出すること自体が難しい」というケースです。上司との関係が悪化している、退職を切り出すと強く引き止められる、パワハラを受けていて直接話すのが怖いなど、さまざまな事情で退職届を自分で渡せない方も少なくありません。

そのような状況に置かれている場合は、退職代行サービスの利用を選択肢に入れてみてください。

退職代行サービスとは?仕組みを解説

退職代行サービスとは、本人に代わって会社に退職の意思を伝えてくれるサービスです。依頼者が会社と直接やり取りをする必要がなくなるため、精神的な負担を大幅に軽減できる点が最大のメリットです。

基本的な流れとしては、まずサービス提供会社にLINEや電話で相談し、退職の意思や希望する退職日などを伝えます。その後、代行会社が依頼者に代わって勤務先へ連絡を行い、退職の手続きを進めてくれます。多くの場合、依頼した当日から出社する必要がなくなるため、即日で退職したい方にも対応しています。

退職代行サービスの運営元は大きく分けて、民間企業が運営するもの、労働組合が運営するもの、弁護士が運営するものの3種類があります。民間企業が運営するサービスは比較的費用が安い反面、会社との交渉はできません。労働組合が運営するサービスであれば、有給休暇の消化や退職日の調整といった交渉も行えます。未払い賃金の請求など法的な対応が必要な場合は、弁護士が運営するサービスを選ぶのが適切です。自分の状況に合った運営元のサービスを選ぶことが、スムーズな退職につながります。

退職代行利用時のテンプレート活用法

退職代行サービスを利用する場合でも、退職届の提出が不要になるわけではありません。退職代行はあくまで退職の意思を会社に「伝える」サービスであり、退職届という書面の提出は別途必要になるのが一般的です。通常は退職届を郵送で会社に送付する形で手続きを進めます。

このとき、テンプレートサービスが大いに役立ちます。退職代行会社から退職届の提出を求められた際に、テンプレートを使えばすぐに書類を用意できるからです。サービスによっては、退職代行の利用を前提とした退職届の作成ツールを提供しているところもあります。たとえば、わたしNEXTが運営する退職届自動作成アプリでは、必要事項を入力するだけでPDF形式の退職届が自動生成され、退職代行サービスとの併用を想定した設計になっています。

退職届を郵送する際は、白い長形3号の封筒に退職届を入れ、さらに一回り大きい封筒に入れて簡易書留で送付するのが基本的なマナーです。発送前に退職代行会社の担当者へ「いつ、どの宛先に送ればよいか」を確認しておくと、手続きの行き違いを防げます。テンプレートで正確な書類を準備し、退職代行サービスと連携することで、会社と一切顔を合わせることなく退職手続きを完了させることが可能です。

まとめ:自分に合った退職届テンプレートサービスで円満退職を実現しよう

退職届の作成はゴールではなく、新たなキャリアへ踏み出すための第一歩です。テンプレートサービスを上手に活用して書類作成の負担を減らし、そのぶんのエネルギーを次のステップの準備に充ててください。この記事が、あなたの円満退職とスムーズな新生活のスタートに少しでもお役に立てれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。Webマーケティングを得意としている。

目次